「経営計画ローリングプラン」(2021年5月10日公表)

当社グループは、2021年5月に経営計画ローリングプランを公表しました。経営計画の概略は以下の通りです。

 

<2021年度経営計画テーマ>

海と技術で世界をつなぐ

~海運のプロフェッショナルとして、時代が求める使命を技術で支え一歩先の未来を創っていく~

  • 海運業の社会的使命を果たす
  • 持続可能な社会の実現
  • 全てのステークホルダーに選ばれ続ける会社
  • 海運業のプロとして技術を磨く

 

<2021年度経営方針>

継続的企業価値向上へ向けて~持続可能な社会との両立のために~

自営事業4本柱の磨き上げ - ドライバルク、エネルギー資源、自動車船、物流・近海内航

  • 顧客への提案力強化
  • 成長市場における拠点強化
  • 船隊規模適正化の継続推進
  • 安定収益を重視して投資を厳選する一方で一定のリスクを取り成長領域の取り込みも並行して検討
  • データ活用による安全・安心な高品質サービスの一層の向上
  • 徹底した配船効率の追求

新たな事業領域への挑戦 - 当社の知見を生かし信頼できるパートナーと共同で成長分野に注力

    • 再生可能エネルギー分野(洋上風力支援船等)
    • 国内洋上風力発電事業に関する事業JVの設立
    • 新エネルギー輸送需要(アンモニア、水素、CO2等)
    • 小型LNG船輸送
    • LNG燃料供給船等周辺事業
    • 脱炭素・低炭素関連技術の活用
    • DXを活用した新たな価値の提供

アジアを中心にグローバル展開を加速

  • 成長市場のアジアを中心としたグローバルな事業展開の進展
    • 当社グループのネットワーク活用、グローバルなパートナーとの協業

コンテナ船事業の競争力向上

   • 主要事業部門として株主の立場からONE社へのサポートを継続

◆ 継続的な財務基盤の拡充

 

<中長期的な経営目標>

  ~2020年代半ば

~2030年

経常利益

300億円 500億円
自己資本 3,000億円以上 4,000億円以上
自己資本比率 30%以上 40%以上

ROE

(自己資本当期純利益率)

10%以上

 

 

<財務基盤の安定化>

◆ 2021年度見込み

 ・2021年度は経常利益として自営事業120億円を見込み、コンテナ船事業にて約330億円レベルを見込む

◆ 中長期目標

 ・中長期目標としては、2020年代半ばに向けて経常利益300億円を超えるレベルを安定的に稼ぎ出すことを目指す

◆ 財務基盤安定

 ・当面は自己資本の積上げと財務基盤の更なる安定化を重点課題と位置づけるとともに、早期復配及び安定的な配当を目指す

◆ 戦略投資

 ・財務体質の改善に応じて戦略的成長分野への投資加速、事業入替え等のポートフォリオ見直しにも着手

 

<投資計画>

◆ 足元投資は厳選

 • 2021年度から5年間の総投資額を営業CFの範囲内に抑制し、2,500億円規模とする
 • 財務体質改善後を見据え、新規成長分野への投資を検討

 

◆ 投資方針  

投資

ポート

フォリオ

既存

事業

代替投資 安定収益事業を中心とした代替投資 55% • 長期安定契約に基づいた投資
• 安定収益事業の維持・拡大
• 稼ぐ力強化

戦略的

成長分野

成長分野
環境対応
エネルギー資源等環境分野
成長市場を見据えた分野への重点的な投資
30% • 代替燃料焚き船舶
• 環境対応付加物
• 低炭素に資する事業
戦略投資枠
・研究開発
・DX
新たな環境技術に関する研究開発
DX推進のための投資
15% • 環境技術開発への投資
• 脱炭素に向けた研究開発
• AI・デジタル分野強化

 

「安全、環境、品質に対する取組み拡充・加速」「技術力・営業力強化による成長戦略強化」

環境(Environment)

‣ CDP2016 気候変動でAリストおよび「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー・ボード」に選定

‣ 「“K” LINE 環境ビジョン2050 ~青い海を明日へつなぐ~」新中間目標がSBT認証を取得

‣ 環境フラッグシップ“DRIVE GREEN HIGHWAY”の排ガス浄化システムが旗国承認を取得

‣ グループ環境マネジメントシステムの構築

社会(Society)

‣ ステークホルダーエンゲージメント強化、コミュニティー参画推進(本船見学会、ボランティア活動実施等)

‣ サプライチェーンガイドラインの策定

‣ 働き方改革(新たな人事制度の策定および運用開始)

‣ 海事技術者の知識・技術向上、チームワーク醸成のため、KLMA等での多様な研修の展開

安全運航(Society)

世界トップクラスの安全運航の維持

‣ 重大海難事故ゼロを維持

‣ 『統合船舶運航・性能管理システム“K-IMS”』開発と導入

‣ エネルギーマネージメントシステムの構築

‣ 安全設備設置指針(K-DNA)による、全運航船のハード面強化

コーポレートガバナンス強化(Governance)

コーポレートガバナンス強化に向けた取り組み

1st stage(~2015)

経営改革の一環としてガバナンス改革

‣ 執行役員制度導入(2006年)

‣ 取締役任期1年制導入(2009年)

‣ 社外取締役招聘(2009年)

2nd stage(2015~2016)

ガバナンス改革に向けた体制見直し

‣ 取締役会・経営会議・執行役員会の機能整備

‣ 指名諮問委員会/報酬諮問委員会の設置

‣ コーポレートガバナンス・コード導入に向けてコーポレートガバナンス・ガイドライン制定

3rd stage(2016~)

執行責任体制の明確化と 取締役会のモニタリング体制の強化

‣ ユニット統括制導入

‣ 取締役会の実効性評価実施による不断の改善に向けた取り組み

‣ 独立社外取締役を2名から3名に増員

‣ 女性役員の登用

コーポレートガバナンス体制図

PICK UP!
次代の中核事業育成①

物流事業

ケイラインロジスティックス(株)を中心に、コンテナ船事業で培ったグローバルネットワーク基盤を引き継ぎ、NVOCC(非船舶運航事業者)としてフォワーディング事業の拡大・強化を図ります。

 

PICK UP!
次代の中核事業育成②

完成車物流事業

自動車船事業を中心とした顧客基盤を生かし、輸入通関及び各種部品の装着・塗装・洗車等の納車前整備(PDI)を含む完成車物流事業の拡大を推進します。

 

 

PICK UP!

次代の中核事業育成③

エネルギーバリューチェーン事業の展開

LNG船、原油タンカーなどのエネルギー資源海上輸送に加えて、ドリルシップ(海洋掘削船)事業、FPSO(浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備)事業など、多様なエネルギーバリューチェーン事業を展開、拡大していきます。

 

PICK UP!

環境に配慮した事業展開

「“K” LINE 環境ビジョン2050 ~青い海を明日へつなぐ~」の策定

環境影響を限りなくゼロに近づけ、人々の豊かな暮らしを支える基幹産業としての責務を果たすために当社が目指すべき方向性を多角的な視点から特定した「“K” LINE 環境ビジョン2050 ~青い海を明日へつなぐ~」を策定しました。