平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
代表執行役専務 CFOの芥川裕です。
当社は2025年度本決算発表において、2026年度が最終年度となる現行の中期経営計画の成果と課題を総括するとともに、2027年度から始まる次期中期経営計画に向けた重点課題を公表しました。現行の中期経営計画では、「稼ぐ力」の強化を軸に、最適資本構成とキャッシュアロケーションを意識した資本政策を推進しています。自営事業の営業キャッシュ・フローやONEからの配当金を原資に、将来の成長に向けた投資と株主還元を並行して進めています。
一方で、当社が目指すROE(自己資本利益率)10%超の恒常的な達成に向けて、資本効率の向上が重要な経営課題であることを認識しています。またここ数年、PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る状況が継続していることについても真摯に受け止め、市場からより評価される企業へと進化するためには、企業価値向上に向けたもう一段の取組みが必要であると考えています。
こうした認識のもと、当社は引き続きPBR1倍超の定常化を重要な経営目標として掲げ、次期中期経営計画では将来的なROE15%以上の実現に向けて、利益成長と資本効率の改善を両輪として取り組む方針を掲げています。そのなかで、オフバランス傭船料を含めた連結自己資本比率については、まず短期的に50%前後を目安とし、資本の適正化を進めてまいります。その具体的な取り組みとして、2026年5月には上限1,300億円の自己株式取得を公表しました。引き続き規律ある成長投資を進めるとともに、資本効率と財務健全性の両立を図りながら、機動的・積極的な株主還元を進めてまいります。
今後も株主・投資家をはじめとしたステークホルダーの皆様との対話を重ねながら、持続的な企業価値の向上に向けて邁進してまいります。
2026年7月
代表執行役専務 芥川 裕