油槽船事業

原油の調達をほぼ100%海外からの輸入に依存している日本。“K” LINEは1934年の油槽船事業開始から70年以上にわたり、油濁等の事故防止を至上命題として、徹底した安全運航を行うことで世界中のお客さまに一流の輸送サービスを提供しています。

危険物である原油や石油製品の輸送には、船の管理体制や乗組員のスキルなどに厳格な基準が世界的に要求されていますが、“K” LINEでは2003年に当社の原油船において全船ダブルハル(二重船殻構造)化を達成、また海上・陸上におけるさまざまな研修や油濁事故演習等を通じ、常に「事故を起こさない」「被害を最小限に抑える」ためのスキル向上に取り組んでいます。

油槽船事業とわれわれの生活との関わり

当社によって輸送されている原油や石油製品は、さまざまな燃料として、あるいは生活必需品の原料として、わたしたちの生活の身近なところで見ることができます。

 

例えば、家族ですき焼きをするときのカセットコンロに使うガス、車を運転する際のガソリン、海外旅行へ行くときの飛行機のジェット燃料、ペットボトルの原料であるナフサ、発電所で使われる原油や重油等々・・・・・・。

 

こういったわたしたちの生活の根幹を支えている石油資源を、“K” LINEは油槽船事業を通じ世界各国へ安全にお届けしています。

海洋資源開発事業

“K” LINEは、新中期経営計画にて、「オフショア/海洋エネルギー資源開発事業」を戦略的分野と位置付け、既存事業である「オフショア支援船ビジネス」、及び「ドリルシップビジネス」で培った自社ノウハウとネットワークを生かしつつ、当社グループの新たな安定収益源を育むべく、新規ビジネスの開拓へも積極的に取り組んでいます。

 

その一環として、2017年には「FPSO(浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備)ビジネス」に、出資参画を果たしています。 

川崎汽船の事業領域