2022年7月20日
川崎汽船株式会社


 川崎汽船株式会社(以下、「当社」)はAIRSEAS社が開発した自動カイトシステム“Seawing”のケープサイズバルカー2隻への搭載を既に決定しておりますが、この度、ポストパナマックスバルカー3隻への搭載を前提に“Seawing”3機の追加購買契約を締結致しました。搭載が決定しているケープサイズバルカー同様に20%以上のCO2排出量削減効果を見込んでおり、当社のGHG削減目標達成に向けた取組みの一環となります。尚、当社初号機は2022年12月にケープサイズバルカーへの搭載を予定しています。

 

 さらに、当社とAIRSEAS社は“Seawing”から得られる再生可能エネルギーをベースとした牽引力の有効利用を目的とした技術開発契約を締結致しました。具体的には当社の持つ運航技術並びに本船搭載の船舶運航・性能管理システム“K-IMS”(注1)とAIRSEAS社の持つ“Seawing”開発技術並びに運転データを融合させ、“Seawing”の性能を最大限に引き出すことを目的としています。

 

 当社は“Seawing”をはじめとした様々な環境保全技術や次世代代替燃料等を積極的に導入していくことで、“K”LINE環境ビジョン2050(注2)に掲げた「2050年GHG排出ネットゼロ」達成に向け、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指し、環境負荷低減に取り組んでまいります。


【当社のSeawing搭載に関するプレスリリース】
*2019 年 6 月 7 日発表:自然エネルギー利用の自動カイトシステム“Seawing”を搭載
https://www.kline.co.jp/ja/news/csr/csr-20190607.html
 
*2021年7月20日発表: 当社初のLNG燃料ケープサイズバルカーによる輸送契約締結
https://www.kline.co.jp/ja/news/drybulk/drybulk-20210720.html

 

【参考リンク】
(注1)K-IMS:当社開発の統合船舶運航・性能管理システム
https://www.kline.co.jp/ja/news/other/other2720726084517238321.html

(注2)“K”LINE環境ビジョン2050:
https://www.kline.co.jp/ja/news/ir/auto_20211102423687/pdfFile.pdf

 

【Technical Cooperation Agreement”締結の様子】

右より
AIRSEAS社 CEO Vincent Bernatets
川崎汽船株式会社 常務執行役員 新井 大介
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右より
AIRSEAS社 CEO Vincent Bernatets
川崎汽船株式会社 常務執行役員 新井 大介