【コンテナ船】

Q.1  資料6ページ、通期業績変動のポイントの滝グラフの変動要因にある、”コンテナ船単体▲33億円”の内訳について、具体的にどういうことなのか説明してください。

 

A.1コンテナ船の船上に付ける設備、例えばリーファーコンテナのプラグなどの細かい設備がたくさんあり、25億円を資産計上していたのですが、当期よりONEへの傭船形態へ移ったことや、それに伴う傭船料の逆鞘もある中で、今回全額費用として計上するという決断をいたしましたが、あくまで一時費用です。その他差額については、各種の細かい金額によるものです。

 

Q.2 米中貿易摩擦の影響について、足元第4四半期時点で、積高にどのような影響が出ているのか教えてください。

 

A.2 今年の旧正月(春節)は2月5日からですので、具体的な状況が見えてくるのに、あと2週間程度かかりますが、1月の北米、欧州航路については共に今のところ想定通りの推移です。

 

Q.3 資料19ページの滝チャートの左から2番目にある、”賃率改善“と”D&D回収促進”はどちらのほうが大きいのかを確認させてください。

 

A.3 この+55百万ドルの改善について、賃率改善とD&D回収促進とでは、前者のほうが割合としては大きくなります。

 

【ドライバルク】

Q.1 ドライバルク市況の第4四半期の見方について、特に中小型船のスポット市況がここまで下がっている中で、本当に市況前提にある数字が維持できるかどうか、見通しを教えてください。

 

A.1 足元のドライバルク市況は想定以上に下げているという状況ではありますが、当社は大型船の市況エクスポージャーをかなり絞り込んでおります。

 また、中小型船の市況も非常に大きく下げていますが、この背景には一過性の要素もあると考えております。足元で報道されている通り、ブラジル鉄鉱石鉱山のダム決壊といったニュースが、非常に足元のセンチメントを冷やしており、過剰反応しているところもあるかと思います。

 もう1つ市況が下げている要因として、穀物の中国向けの荷動きが昨年から滞っていたのですが、これは旧正月明けから回復して、通常の荷動きに戻ってくると想定しておりますので、大きな影響は出ないと考えています。

 

【その他】

Q.1 来年度より経営体制が変更となって、明珍専務が次期社長となられますが、現時点で経営方針や戦略についてどう考えられているか、お考えについてコメントいただけますでしょうか。

 

A.1 今まで村上社長以下でしっかり取り組んできた構造改革の推進、あと当社として残る部門である、ドライバルク、自動車船、エネルギー資源、物流/関連事業という、この4本柱の収益体制をさらに強化していくこと、そしてONE社へのガバナンス強化、それらをしっかり対応していく方針です。基本的には今までとやる事は大きく変わるとは考えてございません。