液化CO2輸送に関する実務経験と運航ノウハウを活かし、CCSを通じて脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
CCS(Carbon Capture and Storage)とは、発電所や工場などから排出されるCO₂を大気中に放出する前に分離・回収し、地下深くの安定した地層に貯留する技術です。電化や燃料転換だけでは脱炭素化が難しい分野において、排出を避けきれないCO₂を削減する有効な手段の一つとして期待されています。
CCSは、CO₂の回収から液化・輸送・受入・圧入・貯留まで、複数の工程が連携して成り立つ仕組みです。こうした一連の流れは「CCSバリューチェーン」と呼ばれ、排出されたCO₂を安全かつ確実に貯留するための重要な基盤となります。その中で船舶は、回収・液化されたCO₂を排出地から貯留地まで運ぶ役割を担っています。特に、長距離輸送や越境輸送においては、パイプラインと比較し輸送経路の自由度が高く、設備投資コストが低く抑えられることから、経済的な輸送手段と位置付けられています。