2016年06月03日
川崎汽船株式会社

 

「“K”LINE環境ビジョン2050」 CO2削減の中間マイルストーン目標を前倒しで達成、
新たな目標を設定

 

 

当社は、運航船舶の大型化や電子制御エンジンなどの最新省エネ技術の開発や積極的な導入に加えて、船主、本船、船舶管理会社の協力のもと海陸一体となって追求してきた減速運航が実を結び、運航船からのCO2(二酸化炭素)排出量*1を2015年実績で2011年比13.6%削減しました。
これにより、2015年に策定した2050年に向けた当社の環境指針『“K”LINE 環境ビジョン2050 ~青い海を明日へつなぐ~』*2で設定した、当社創立100周年の2019年までに「2011年比でCO2排出量10%減」という一つのマイルストーン目標を前倒しで達成しました。

 

これを受け当社では、「“K”LINE 環境ビジョン2050」で定めた2050年のゴールである「CO2排出量の50%減(2011年比)」に向けた中間地点として、「2030年までにCO2排出量25%減(2011年比)」という新たな目標を設定しました。
最新省エネ船の投入、液化天然ガス(LNG)をはじめとする燃料転換の検討、就航船へのレトロフィット(後付け)を含めた省エネ技術の採用などのハード面に加えて、燃費管理徹底を図るべく導入を進めているエネルギーマネージメントシステムのもと、リアルタイムで得られる本船運航データ等を利用した運航性能管理システムの活用、バラスト航海や停泊時間の管理などソフト面での効率運航の強化を図り、新たな中間目標の達成を目指します。
今後も当社は世界トップクラスの海運事業者として、世界中のより多くの人々が、より環境に低負荷で高効率な海運のメリットを享受できる事業の実現を目指してまいります。


*1 エネルギー効率運航指標 (EEOI: Energy Efficiency Operational Indicator)
国際海事機関(IMO)で定められた1トンの貨物を1マイル(1,852m)輸送する際に排出されたCO2のグラム数
*2『“K”LINE 環境ビジョン2050』の詳細は、こちらのリンクを参照ください。
http://www.kline.co.jp/csr/environment/index.html