2026年4月22日 
川崎汽船株式会社

 

 川崎汽船株式会社(以下「当社」)の連結子会社である株式会社シーゲートコーポレーション(以下「シーゲート」)が金川造船株式会社(本社:兵庫県神戸市) に発注した新造曳船の命名・進水式が4月22日に執り行われ、「びさん丸」(以下「本船」)と命名されました。本船は今後、内装工事を経て、2026年8月に岡山県・水島港に就航する予定です。

 

 本船は、ディーゼル(重油)焚きの従来型推進方式を採用しながら、国内のタグボートとして初めて、バイオ燃料混合装置および超音波による船体防汚装置を搭載しました。これらの装置を併用することで、従来船と比べて二酸化炭素排出量を削減できる見込みです。

 

 本船に搭載されたバイオ燃料混合装置「バイオブレンダー」は、株式会社コンヒラ(本社:愛媛県今治市)製で、A重油とバイオ燃料を0~100%の任意の混合比で船内にてブレンドすることができます。この装置を搭載することで、燃料供給船による混合バイオ燃料の提供が困難な地域においても、希望する混合比のバイオ燃料を船内で安定的に作り出すことが可能となります。
 また、超音波による船体防汚装置は、合同会社海と緑の技術研究舎(本社:東京都江東区)製です。超音波を利用して海洋生物の付着を抑制する装置で、船体汚損による燃費悪化を抑制します。なお、本装置は2027年竣工予定のハイブリッドEVタグ向け(注1)に開発されたもので、実運用環境で検証するため「びさん丸」に先行的に搭載しました。

 

 当社グループは、環境に関わる長期指針「“K” LINE 環境ビジョン2050 ~青い海を明日へつなぐ~」(注2)の下、環境技術の研究と実装を進めています。今後もグループ一丸となって低炭素・脱炭素化に向けた取り組みを継続してまいります。
 

【びさん丸の命名・進水式の様子】
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【びさん丸の命名・進水式の様子】

 

(注1)2025年9月17日付当社リリース:シーゲートコーポレーション、電動タグボートの建造契約締結
https://www.kline.co.jp/ja/news/logistics/logistics-20250917.html
(注2)「“K” LINE環境ビジョン2050 ~青い海を明日へつなぐ~」:2015年に策定し、2020年に改訂した環境に関わる長期指針。GHG削減のアクションプランとして、アンモニア・水素燃料といったゼロエミッション燃料、およびバイオLNG、合成燃料等のカーボンニュートラル燃料の導入を掲げている。
https://www.kline.co.jp/ja/sustainability/environment/management.html