2026年3月5日
川崎汽船株式会社

 

 川崎汽船株式会社(以下、「当社」)がMISC  Berhad社と共同で受注したNorthern Lights(注1)Phase2向け新造12,000m3型液化CO2輸送船1隻の定期傭船契約(注2)・造船契約締結セレモニーが、3月4日にノルウェーのオイガーデン(Øygarden)で執り行われました。セレモニーには、Northern Lights JV DA(以下、「Northern Lights社」からTim Heijn Managing Director、MISC BerhadからZahid Osman President & Group CEO、Dalian Shipbuilding Offshore Co., Ltd.からYingzhi Sun President、当社から金森聡専務執行役員をはじめとする多くの関係者が出席しました。

 

 当日は、オイガーデンに所在するNorthern Lights社のCO2受入基地の視察に加え、ロンドンを拠点とする当社子会社“K” LINE ENERGY SHIPPING (UK) LIMITEDが船舶管理を引き受けるPhase1向けの船「NORTHERN PATHFINDER」への訪問も行われました。セレモニーを通じて4社は、CCSが世界の気候変動対策において必要不可欠なソリューションであるとの共通認識を深めるとともに、欧州の脱炭素社会推進に貢献する安全で信頼性の高い液化CO2輸送・貯留サービスの提供に向けた連携を強化していくことで一致しました。

 

 当社グループは、環境に係る長期指針「“K” LINE環境ビジョン 2050」に基づき、自社の低・脱炭素化および社会の低・脱炭素化支援に向けた様々な取り組みを推進しています。当社が先進的に取り組む液化CO2輸送の案件を通じて得られる知見を、将来の事業開発に活かし、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指します。
 

セレモニーの様子
セレモニーの様子
セレモニーの様子
セレモニーの様子

Photo: Ruben Soltvedt/Northern Lights

 

(注1)Northern Lightsについて 

  • Northern Lightsは、CO2の輸送および貯留サービスを提供しており、2025年8月に液化CO2の恒久貯留に向けた初回圧入を開始しました。
  • Northern Lightsの使命は、欧州における産業由来のCO2排出量を削減可能にすることです。
  • 回収拠点で液化されたCO2は船舶でノルウェー西部の陸上受入ターミナルへ輸送され、その後パイプラインにより海底下2,600mの貯留層へと送られ、恒久的に貯留されます。
  • Northern Lights JV DAは、Equinor、TotalEnergies、Shellの3社の共同出資により設立された合弁会社です。
  • Northern LightsのPhase1は、ノルウェー政府によるフルスケールCCSプロジェクト「Longship」の一部です。
  • Northern Lightsは、ノルウェー国内の2つの産業(Heidelberg Materials社のBrevik・セメント工場およびオスロにあるHafslund Celsio社の廃棄物発電プラント)からのCO2を輸送・貯留します。
  • さらに、Northern Lights JV DAは、オランダのYara社、デンマークのØrsted社、スウェーデンのStockholm Exergi社と商業契約を締結しています。

 

(注2)Northern Lights社向け新造液化CO2船の定期傭船契約を締結(2026年4月に追加船を受注予定)
 https://www.kline.co.jp/ja/news/liquefied_gas/liquefied_gas-20260130.html