2023年7月26日
川崎汽船株式会社

 

 川崎汽船株式会社(以下、「当社」)は、2023年7月にDIABOS Global社(以下、「DIABOS」)と、港費精算業務に関する業務委託契約を締結しました。DIABOSは、当社のインド事業パートナ-であるJM Baxi Groupの一社で、インド ムンバイに本社を置き、世界の多数の船社から港費精算処理を専門的に受託しており、豊富な実務経験を有し、多くの関連データを集積しております。

 

 当社では、DX戦略(注1)で掲げる陸上、海上、データ、人材、セキュリティの5つの視点によるDX推進に取り組んでおり、陸上およびデータのDXに関する取り組みとしてVeson Nautical社(以下、「Veson」)が提供する用船契約、収支管理、燃料管理など一連の運航管理業務を網羅するプラットフォームであるVESON IMOS Platform(以下、「VIP」)の導入を2024年に予定しております。今般、当社が世界中で展開しております不定期船事業(注2)において、日々大量に発生している港費の内容の査定・仕訳やVIPシステムへの入力を含む港費処理業務を、DIABOSに委託し、DIABOSとVIPの連携を図ることにより、当社業務の業務効率や予実精度の向上など、広く業務品質の改善を図るものです。

 

 2022 年 5 月に公表した中期経営計画における事業戦略を実現するための機能別戦略としてデジタライゼーションを推進しており、データやデジタル技術の活用により、安全・環境・品質のコアバリューを磨き上げ、競争力および企業価値向上を図ってまいります。

 

(注1)2022年12月22日公表:DX戦略2023
    https://www.kline.co.jp/ja/sustainability/dx_strategy.html


(注2)自動車船輸送を除く


【調印式の様子】

左より、
川崎汽船 ドライバルク企画調整グループ長 森田公平
Diabos社 Mr.Rohit Khera
Diabos社 Ms.Meera Kumar (CEO)
川崎汽船 常務執行役員 田口雅俊
“K”LINE (INDIA) PRIVATE LIMITED 張 健文
川崎汽船 バルクキャリアグループ 林英輔