2025年1月15日
川崎汽船株式会社

 

 川崎汽船株式会社(以下、「当社」)は、自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures:TNFD)が2023年9月に公開したTNFDフレームワークv1.0(正式版)に基づき、「ガバナンス」「戦略」「リスクと影響の管理」「指標と目標」の4項目を柱に開示内容を拡充しました。

 

TNFDフレームワークに基づく情報開示

 

 当社は、2023年10月にTNFDフレームワークに基づく情報開示の一環として、当社事業における環境リスクや自然関連の影響を評価、適切な対応の検討を目的に、TNFDが提唱するLEAPアプローチ(注1)を導入してリスクおよび機会の総合評価を実施(注2)。また、2023年11月にTNFDフォーラム(注3)へ参画しています。
 さらに2024年3月には、TNFDが2023年9月に公表した開示提言を早期採用する「TNFD Adopter」(注4)に登録し、更なる開示内容の拡充に取り組んでまいりました。


 
 当社グループの事業は、海洋を主とした自然資本に依存する事業であり、気候変動問題のみならず、海洋を中心とした生物多様性保全への取り組みは、当社の事業活動において重要なテーマの一つと捉えています。気候変動と自然資本の包括的な理解のもと、リスク・機会管理の強化を目指し、持続可能な未来の構築に向けて、今後も継続的な評価・分析および情報開示を充実して行きます。

 

(注1) Locate(自然との接点を発見)Evaluate (自然への依存や影響を評価)Assess(重要なリスクと機会を評価)Prepare (対応・報告の準備)の4つのフェーズで構成される、TNFDが情報開示に向けて提唱した自然関連リスクと機会の管理のための統合的な評価プロセス。

 

(注2) 2023年10月17日付:「TNFDフレームワークに基づく情報開示」の件
https://www.kline.co.jp/ja/news/csr/csr-20231017-2.html

 

(注3)TNFDでの議論をサポートし、枠組み構築の支援を行うために参画した企業、金融機関、研究機関などから構成されています。
2023年11月13日付:自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)フォーラムへ参画
https://www.kline.co.jp/ja/news/csr/csr-20231113.html

 

(注4)TNFD提言に沿った情報開示を行う意思をTNFDウェブサイト上で登録した企業・組織を指し、2024年度分または2025年度分のいずれかにおいて、TNFD提言に準拠した開示が求められるもの。
https://tnfd.global/engage/tnfd-adopters/