2022年12月14日 
川崎汽船株式会社


 川崎汽船株式会社(以下、「当社」)は、12月13日にCDP気候変動質問書における最高ランクの評価である2022年の「Aリスト」企業に選出されました。気候変動に関するコーポレートサステナビリティにおいて、透明性とパフォーマンスにおけるリーダーシップが認められ、2016年に「Aリスト」企業に選出されて以来7年連続の認定となります。CDPは、ロンドンに本部を置く国際非営利団体(NGO)で、2022年には運用資産総額130 兆米ドルを有する世界680社を超える機関投資家と連携し、毎年、気候変動のリスクと機会、その対応等に関する質問書を対象企業に送り、回答結果に基づき8段階(Aリストが最高値)で評価しています。その調査結果は企業価値を測る世界共通の指標として利用されています。

 

 当社の環境に関わる長期指針『“K”LINE 環境ビジョン 2050』(注1)では、国連の専門機関であるIMO(国際海事機関)のGHG削減目標を超える独自の削減目標を設定し、自社・社会の低炭素・脱炭素化に向けた活動を中期経営計画における長期経営ビジョンの一部として推進しています。具体的にはLNG燃料船の導入推進及び、自動カイトシステム“Seawing”搭載など先進的な取り組みを通じて、GHG排出量の低減に積極的に取り組んでいること、アンモニア/水素燃料等のゼロエミッション船の実用化に向けて、各種協議会や実証事業へ参画等に積極的に取り組んでいること、また、当社環境マネジメントシステムの運用を通じ事業活動における継続的な環境負荷の低減へ取り組んでいること等の取り組みが評価されたものと認識しております。

 

 今年は、気候変動「Aリスト」の認定企業数は世界283社、日本企業は74社となる模様です。
(昨年は世界200社、日本企業は55社)

 

 当社グループは、グローバルに信頼され、海運業を主軸とする物流企業として、人々の豊かな暮らしに貢献するという企業理念のもと、今後も自社の脱炭素化と社会の脱炭素化に取り組み、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指してまいります。


(注1)「“K”LINE環境ビジョン2050 」:詳細は以下のリンクからご参照ください
 https://www.kline.co.jp/ja/csr/environment/management.html#002