2021年12月8日 
川崎汽船株式会社
 

 川崎汽船株式会社(以下、「当社」)は、12月7日に持続可能な経済を実現させる活動を行う国際非営利団体(NGO)であるCDPより、2021年度CDP気候変動質問書における最高ランクの評価である「Aリスト」企業に認定されました。「Aリスト」は、気候変動に対する企業の対応において世界のリーダーであると評価された企業に与えられるもので今回を含めて6年連続「Aリスト」選定となりました。今年は、評価基準の引き上げにより、気候変動「Aリスト」の認定企業数は昨年の280社から200社に減少し、このうち日本企業は55社の模様です。
 今後も自社の脱炭素化と社会の脱炭素化に取り組み、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指してまいります。

 

 当社は環境対応を経営計画の大きな柱のひとつとして、2020年6月に公表した環境に関わる長期指針「“K”LINE 環境ビジョン2050改訂版」(注1)のGHG(温室効果ガス)排出削減目標を本年11月に見直し、新たに「2050年GHG排出ネットゼロに挑戦する」というより高い目標を掲げました。具体的な取り組みとして、LNG焚き自動車運搬船の導入を既に実現、また、風力推進「Seawing」などのさまざまなGHG排出削減技術を検討しており、2020年代後半には、新燃料によるゼロエミッション船の導入を目指しています。このような自社のGHG排出削減への取り組みの強化に加え、洋上風力発電といった再生可能エネルギー事業の支援船や、水素やアンモニアなどの新エネルギーの輸送、回収したCO2の輸送など、社会の脱炭素化に向けた事業の支援にも積極的に取り組んでまいります。

 

(注1)「“K”LINE環境ビジョン2050 」:詳細は以下のリンクからご参照ください
 https://www.kline.co.jp/ja/csr/environment/management.html#002