2020年12月9日 
川崎汽船株式会社

 

 当社は12月8日、持続可能な経済を実現させる活動を行う国際非営利団体(NGO)であるCDPより、2020年度CDP気候変動質問書における最高ランクの評価である「Aリスト」企業に認定されました。「Aリスト」は、気候変動に対する企業の対応において世界のリーダーであると評価された企業に与えられるもので、当社は今回で5年連続「Aリスト」選定となりました。

 

 今年、CDPは運用資産総額106兆米ドルを有する515を超える機関投資家を代表して企業に対して気候変動に関する質問書を送付しました。これに対して自社の情報を開示した企業のうち、報告年における排出削減活動などの気候変動対策が特に優秀であると評価された上位270社がAリストに認定されました。このうち日本企業は53社で、5年以上の連続の選定は4社のみでした。

 

 当社グループでは、強みである『安全』、『環境』、『品質』をさらに磨くため、環境に関わる長期指針「”K”LINE環境ビジョン2050」を今年6月に改訂しました。
「脱炭素化」においては、国際海事機関(IMO)が定める2030年目標である「CO2排出効率2008年比40%改善」を上回る「同50%改善」を目指しており、自然エネルギーである風力を利用した自動カイトシステム Seawing や今年度中に竣工予定のLNG燃料焚き自動車船の導入、この10月に事業を開始した日本初となる船からのLNG燃料供給事業等、GHG排出ゼロを目指す新技術や事業を推進しています。
 
 当社は今後も環境フロントランナーとして、世界中のより多くの人々が、より環境に低負荷で高効率な海運のメリットを享受できる事業の実現を目指します。
 

(注)「”K”LINE環境ビジョン2050 」:詳細は以下のリンクからご参照ください
   https://www.kline.co.jp/ja/csr/environment/management.html#002