2019年11月1日
川崎汽船株式会社
当社は2019年9月に国連気候行動サミットの場で設立された企業同盟「Getting to Zero Coalition(注1)」に賛同表明しました。
「Getting to Zero Coalition」では、IMO(国際海事機関)が定めたGHG(温室効果ガス)削減目標(2050年までに国際海運からのGHG排出総量半減)を達成するため、2030年までに外航航路でゼロエミッション燃料による船舶の運航の商業ベースでの実現を図る目標を掲げ、現在、海事、エネルギー、インフラ、金融機関等90以上の企業・機関が賛同を表明しています。
当社は、中期経営計画においてESG(環境・社会・ガバナンス)の取り組みを経営上の重要課題と定めています。環境の分野においては、2015 年に策定した長期環境指針「“K”LINE 環境ビジョン2050 ~青い海を明日へつなぐ~」(注2)に沿った対応を進めており、中でも気候変動課題では、環境ビジョンに定める「2030年までにCO2排出量25%減」が、「パリ協定」の「2℃目標」を達成するために科学的に根拠ある水準であることが認められ、「Science Based Target Initiative (SBTイニシアチブ) 」の認証を取得しております(注3)。
また、2017年には環境経営をグループ全体で推進する体制「DRIVE GREEN NETWORK」(DGN)(注4)を国内グループ会社14社とともに開始し(Phase1)、当社創立100周年を迎えた今年はPhase3として海外主要会社に拡大させています。
当社では2050年ゴールに向け今後も環境フロントランナーとして、世界中のより多くの人々が、より環境に低負荷で高効率な海運のメリットを享受できる事業の実現を目指してまいります。
(注1)「Getting to Zero Coalition」
Global Maritime Forum(グローバル海事フォーラム)、Friends of Ocean Action、World Economic Forum(世界経済フォーラム)間のパートナーシップ。
詳細は以下リンクをご参照下さい。
https://www.globalmaritimeforum.org/getting-to-zero-coalition
(注2)「“K”LINE 環境ビジョン2050~青い海を明日へつなぐ~」
2050年ゴールの一つとして、CO2排出量の半減を掲げています。
詳細は以下リンクをご参照下さい。
https://www.kline.co.jp/news/detail/1202374_1454.html
(注3)SBTイニシアチブ
詳細は以下リンクをご参照下さい。
https://www.kline.co.jp/ja/news/other/other2-5192728979552986378.html
(注4) 「DRIVE GREEN NETWORK」(DGN)
詳細は以下リンク(P.35)をご参照下さい。
https://www.kline.co.jp/ja/ir/library/report/main/01113/teaserItems1/00/file/Kline%20report2019-s.pdf