2019年9月10日
川崎汽船株式会社
CO2を排出しない「ゼロエミッション東京」(注1)を目指す東京都の取り組みへの協力として、9月6日、当社は東京都にキャップ&トレード制度(注2)に基づくCO2削減クレジット3,628tを寄付しました。東京都の取り組み内容は、東京都環境局のホームページ(注3)をご覧ください。
当社は、中期経営計画においてESG(環境・社会・ガバナンス)の取り組みを経営上の重要課題と定めています。環境の分野においては、2015 年に策定した長期環境指針「“K”LINE 環境ビジョン2050 ~青い海を明日へつなぐ~」(注4)に沿った対応を進めており、中でも気候変動課題では、環境ビジョンに定める「2030年までにCO2排出量25%減」が、「パリ協定」の「2℃目標」を達成するために科学的に根拠ある水準であることが認められ、認証を取得しております(注5)。
また、2017年には環境経営をグループ全体で推進する体制「DRIVE GREEN NETWORK」(DGN)(注6)を国内グループ会社14社とともに開始し(Phase1)、当社創立100周年を迎えた今年はPhase3として海外主要会社に拡大させています。
当社では2050年ゴールに向け今後も環境フロントランナーとして、世界中のより多くの人々が、より環境に低負荷で高効率な海運のメリットを享受できる事業の実現を目指してまいります。
(注1)IPCCスペシャル・レポートが提唱する1.5℃を追求し、2050年に、CO2排出を実質ゼロに貢献するゼロエミッション東京を実現する、東京都が目指すビジョン
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/policy_others/zeroemission_tokyo/index.html
(注2)大規模事業所(前年度の燃料、熱、電気の使用量が、原油換算で年間1,500 KL以上の事業所)にCO2排出量の削減義務を課すものであり、義務量以上にCO2 の削減を達成した超過削減量をクレジット化し、事業所間の取引を認める制度
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/climate/large_scale/index.html
(注3) 東京都環境局ホームページ
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/climate/large_scale/mukouka/index.html
(注4)“K”LINE 環境ビジョン2050~青い海を明日へつなぐ~:2050年ゴールの一つとして、CO2排出量の半減を掲げている
https://www.kline.co.jp/news/detail/1202374_1454.html
(注5)SBT認証(2017年02月14日付ニュースリリース)
https://www.kline.co.jp/ja/news/other/other2-5192728979552986378.html
(注6) DGN: “K” LINE REPORT 2019 P.35
https://www.kline.co.jp/ja/ir/library/report/main/01113/teaserItems1/00/file/Kline%20report2019-s.pdf