2018年10月30日
川崎汽船株式会社

 

 当社は、このたび金融安定理事会(FSB)により設置された気候変動関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に賛同を表明しました。

 

 FSB は世界主要25カ国の財務省、金融規制当局、中央銀行総裁などを参加メンバーとする国際機関です。TCFDはFSBにより設立されたタスクフォースで、 その提言は、気候変動に関連する事業影響やリスクについての情報開示を企業に促し、機関投資家、金融機関との間で共有できるようにすることを目指したものです。参加表明企業は全世界で527社となっています。(2018年10月24日現在)

 

 当社では、2050年に向けた長期環境指針「"K" LINE環境ビジョン2050~青い海を明日へつなぐ~」(注)を策定し、事業活動による地球環境への影響の最小化を重要な課題であると位置づけています。この方針のもと、運航船の燃料消費量の削減、最新の省エネ設備搭載船の建造、データ収集システム「エコ・トラック」を利用したデータ集計範囲の拡大やその信頼性・透明性向上のための第三者による認証の取得といった取り組みを進めております。

 

 当社は、TCFD による提言が、持続可能な社会の発展に資するものと捉え、今後も環境フロントランナーとして、世界中のより多くの人々が、より環境に低負荷で高効率な海運のメリットを享受できる事業の実現を目指してまいります。

(注) 「”K”LINE環境ビジョン2050~青い海を明日へつなぐ~ 」:詳細は以下のリンクからご参照ください。

https://www.kline.co.jp/ja/csr/environment/management.html#002