2022年4月25日

川崎汽船株式会社
川崎近海汽船株式会社
ケイライン・ウインド・サービス株式会社

 

 この度、川崎汽船株式会社と川崎近海汽船株式会社の合弁会社であるケイライン・ウインド・サービス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:久下 豊、以下、「ケイライン・ウインド・サービス」)(注1)は、一般財団法人日本海事協会(以下、「ClassNK」)の組織を対象としたイノベーション・エンドースメント「プロバイダー認証」クラスCを取得しました。

 

 ClassNKでは、企業がESGに配慮した経営やSDGsへの取り組みを進める中、サステイナブルで競争力のあるビジネスの確立に向けて、ビジネス手法や組織そのものを変革する取り組みを第三者として認証するサービスを提供しており、洋上風力発電事業における方針、計画、組織化を中心に専門家による審査が行われた結果、ケイライン・ウインド・サービスは「イノベーションを行うための組織の方針や体制が確立されている」というクラスCの要求事項の基準を満たしており、今回認証交付に至ったものです。(注2)

 

2022年4月19日 (火) 証書授与写真

 

 ケイライン・ウインド・サービスは日本政府が掲げる2050年のカーボンニュートラル社会実現にむけ、急速にニーズが高まっている洋上風力発電事業を支援することを目的に、川崎汽船グループの日本における洋上風力関連の作業船・輸送船に関わるビジネスプラットフォームとして設立されました。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業に採択された「浮体式洋上風力発電の量産化及び低コスト化プロジェクト」(注3) による取り組み等を通じて、日本の海に適した作業手法・船のデザインを追求し、日本の新たな海事クラスター形成及び日本での洋上風力発電の成長に貢献していくことを目指した組織を構築しています。

 

 引き続き、洋上風力の分野においてSDGsを追求しながら競争力のあるビジネスの確立に向けて取り組んでまいります。

 

(注1)ケイライン・ウインド・サービス株式会社
2021年6月1日付けにて、洋上風力発電事業の開発、建設、操業等に係る作業の支援をおこなうために、川崎汽船と川崎近海汽船が設立した合弁会社。

 

2021年4月30日発表:
川崎汽船株式会社及び川崎近海汽船株式会社による洋上風力発電向け作業船事業会社の設立
https://www.kline.co.jp/ja/news/carbon-neutral/carbon-neutral-20210430.html

 

(注2)イノベーション・エンドースメント(IE)は日本海事協会が 2020 年に開始した革新技術や取り組みを対象とする第三者認証サービス。①Notation:船舶、②P&S認証:製品・ソリューション(products & solutions)、③プロバイダー認証:組織の3つのカテゴリーを認証対象とし、プロバイダー認証は革新的な取り組みを行う組織に対して3段階の認証を行うもの。

 

クラスC(コンセプト:イノベーションを行うための組織の方針や体制が確立されている)
クラスD(デベロップメント:具体的なイノベーション活動が行われている)
クラスS(サステイナブルインプリメンテーション:イノベーションが持続的に行われると
ともに、その成果がビジネスに実装されている)
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/activities/techservices/dgd2030/iea/index.html 

 

(注3)「浮体式洋上風力発電の量産化及び低コスト化プロジェクト」
ケイライン・ウインド・サービス株式会社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) が公募したグリーンイノベーション基金事業「洋上風力発電の低コスト化プロジェクト」に共同で応募し、採択されました。

 

2022年1月21日発表:
共同プロジェクト「浮体式洋上風力発電の量産化及び低コスト化」の グリーンイノベーション基金事業「洋上風力発電の低コスト化プロジェクト」採択について
https://www.kline.co.jp/ja/news/carbon-neutral/carbon-neutral-20220121.html