2009年06月16日
川崎汽船株式会社
日本郵船株式会社
三井物産株式会社
日本海洋掘削株式会社
ブラジル・ペトロブラス社プレソルト層鉱区開発向け大水深鉱区掘削船事業に参画
日本郵船株式会社(本社:東京都千代田区、社長:工藤泰三)、三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:飯島彰己)、川崎汽船株式会社(本社:東京都港区、社長:前川弘幸)、日本海洋掘削株式会社(本社:東京都中央区、社長:村田稔)(以下「本邦4社」)は、ブラジル国営石油会社(以下「ペトロブラス社」)向け大水深掘削船(以下「ドリルシップ」)の傭船サービス事業(以下「本事業」)に参画します。本邦4社は、ブラジル・エテスコ社(以下「エテスコ社」)が米国に設立したエテスコ・ドリリング・サービス・エル・エル・シー社(以下「EDS社」)に本邦4社にて過半数を出資参画することに合意し、他海外企業1社と共に6月12日付で資本金の払い込みを完了しました。
EDS社は2008年8月に韓国三星重工にドリルシップ1隻の建造を発注済みであり、2012年1月末(予定)の完成後、ペトロブラス社と締結済である傭船契約にのっとり最長20年に亘り傭船サービスを提供します。
本事業の総投資額は約820百万ドル(約820億円)で、内約650百万ドル(約650億円)については6月12日付けにて融資契約を締結しました。EDS社が保有するドリルシップは、ペトロブラス社が権益を保有するプレソルト層(岩塩下層)鉱区で水深10,000フィート(約3,000メートル)までの大水深掘削に利用されるものです。
本邦4社は本事業への投資により、ペトロブラス社のプレソルト層鉱区における資源開発に協力いたします。
ご注意:本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述はリスクや不確実性を内包するものであり、経営環境の変化などにより実際とは異なる可能性があることにご留意ください。また、本発表資料は、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。
名称 | Etesco Drilling Services, LLC社(エテスコ・ドリリング・サービス・エル・エル・シー社) | ||
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設立年月日 | 2008年4月7日 | ||
所在地 | 米国デラウェア州 | ||
資本金 | 170百万ドル | ||
株主(*) | 日本郵船株式会社 | 33.70% | 本邦4社出資比率 76.48% |
三井物産株式会社 | 21.78% | ||
川崎汽船株式会社 | 20.00% | ||
日本海洋掘削株式会社 | 1.00% | ||
Etesco Construções e Comércio Ltda.(エテスコ社) | 11.76% | ||
Mike Mullen Energy Equipment Resource Inc.(マイク・ミューレン・エナジー・イクイップメント・リソース社) | 11.76% |
*:各株主ともに100%保有SPC経由の出資
総投資額 |
約820百万ドル(資本金約170百万ドル/借入金約650百万ドル) |
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事業概要 |
ペトロブラス社向け大水深鉱区掘削船傭船サービス事業 |
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傭船期間 |
固定期間10年 + オプション10年 |
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保有設備 |
10,000フィート級大水深鉱区掘削船(ドリルシップ)1隻(全長228m、幅約42m) |
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運転・保守 |
エテスコ社100%子会社 |
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