2012年01月24日
川崎汽船株式会社

 

当社グループマンニング会社が日本海事協会から認証取得 海上労働条約に適合

 

 

当社グループ会社であるVENTIS MARITIME CORPORATION (本社:フィリピン、マニラ、以下VMC (注1))は、一般財団法人である日本海事協会から、2006年海上労働条約MLC (Marine Labour Convention, 2006) (注2)の1.4基準に基づき、適切に船員の募集及び職業紹介を行っている組織として、認証を取得しました。 これにより、当社運航船に配乗されているVMCフィリピン人船員は、海上労働条約の規準に則って派遣されていることが証明されたことになります。


コース認証の授与式が、2012年1月23日、日本海事協会本部にて行われ、日本海事協会から冨士原康一副会長、当社から佐々木真己常務執行役員、当社グループ船舶管理会社で、同社管理船にVMCからフィリピン人船員の派遣を受けているケイラインシップマネージメント株式会社(注3)から久保島暁社長 (VMC役員を兼任) が出席しました。

日本海事協会 冨士原副会長(左)から認証書を受取るケイラインシップマネージメント株式会社 久保島社長(左)

右から ケイラインシップマネージメント株式会社 久保島社長
当社 佐々木常務
日本海事協会 冨士原副会長
日本海事協会 認証サービス事業部 窪木部長

今後、他の当社グループマンニング会社についても、第三者認定機関の客観的な評価を取り入れ、安全運航を担う船員を輩出するマンニング会社を通じて、船舶運航の安全性及び経済性を向上させ、更なる輸送品質の向上に努めて参ります。

以上

 

(注1):

 当社がビジネスパートナーであるRAYOMAR MANAGEMENT INC,と合弁で1989年にフィリピンで設立したマンニング会社であり、フィリピン人船員の募集及び職業紹介を行っており、当社運航船に安定的に船員を派遣している。


(注2):

 船舶で働く船員のための最低限の要件を定め、雇用条件、労働・休息時間、居住設備、娯楽設備、食料・司厨、健康保護、医療、福祉、社会保障に関する規則を定めた、国際労働機関(ILO)が2006年に採択した国際条約。2013年度に発効予定。
 船舶所有者が当条約未批准国の、船員の募集及び職業紹介を行っている組織を利用する場合は、船舶所有者が当条約の1.4基準にその組織が適合していることを確保しなければならない。

 

(注3):

 当社グループ船舶管理会社(本社東京 1972年設立 1994年に現社名に変更)で、当社のコンテナ船、オイルタンカー、LNG船、LPG船を管理している。