2017年09月28日
川崎汽船株式会社
世界最古の鉄道駅の修復に見学会参加費を寄付
当社はこのほど、株式会社日立物流、徳山セントラルロータリークラブ、ボーイスカウト山口県連盟、下松商業開発株式会社と共同で、世界最古の鉄道駅とされる英国ヘイントン駅の修復用資金として総額45万円を、Hitachi Rail Europe Ltd.(HRE)社のニュートン・エイクリフ工場を通じて寄付しました。
当社は2017年3月20日、山口県下松市の徳山下松港で市民向けに開催された当社の大型RORO船"GLOBAL HIGHWAY”の見学会に協力しました。見学会にはボーイスカウト、ロータリークラブなどから小学生を中心に総勢209名の参加を得ましたが、その際の参加費に三社からの上乗せを加えて、総額45万円を寄付したものです。
下松市にある株式会社日立製作所笠戸事業所では、英国向けの高速鉄道車両を製造して輸出しています。当社はこの輸送のため、月に1度大型RORO船を徳山下松港に寄港させており、その巨大さや目を引くデザインは、多くの地元の方々の関心を集めています。見学会は、地元で製造された鉄道車両が地元の港から船積みされる様子を見学していただくことで、寄港でお世話になっている地域社会への貢献を図るもので、これまでにも数回開催しています。
ヘイントン駅は、英国最古の旅客鉄道路線であるストックトン・アンド・ダーリントン鉄道にあり、1825年に世界で初めての牽引用蒸気機関車である”Locomotive 1”がこの駅で組み立てられ、線路に載せられたという由緒ある鉄道駅です。同駅はHRE社のニュートン・エイクリフ工場から至近の距離にあり、同工場の従業員が近年損傷の激しいこの駅の修復プロジェクトを立ち上げることになったため、このプロジェクトへの寄付を決めたものです。当社が輸送する鉄道車両の現在と過去を結ぶ、意義あるプロジェクトと考えております。
Hitachi Rail Europe Ltd.(HRE)社 ニュートン・エイクリフ工場にて
右:Ross Nagle COO, Hitachi Rail Europe Ltd.
左:新井大介当社常務執行役員、”K” LINE (EUROPE) LIMITED MD& CEO
世界最古の鉄道駅とされるヘイントン駅