2010年09月28日
川崎汽船株式会社
横河電子機器株式会社
最新型自動操舵装置を既存船腹にも拡大採用
川崎汽船株式会社(本社:東京都港区、社長:黒谷研一)は運航船腹において、横河電子機器株式会社(本社:東京都渋谷区、社長: 廣見公正)製の最新型自動操舵装置(以下、オートパイロット)の有効性を確認したため、これの採用を拡大することを決定しました。
今般採用される最新型のオートパイロットは、これまでの船体特性を反映し操舵をおこなっていたものに追加して、変化する気象・海象を随時反映して自動操舵を行うもので、横河電子機器はこれをBNAAC (Batch Noise Adaptive Autopilot Controller)として、販売を開始しています。
両社はこのBNAACを弊社運航ばら積み船において実船実験を行い、従来機器との比較で約1%のCO2排出量削減効果があるという結果を得ました。
川崎汽船は新造船に対して順次このBNAACを搭載してきましたが、この度、これを既存の運航船腹に対しても拡大採用する事とし、9月13日、東京港にてVecchio Bridgeにて搭載完了しました。これを皮切りとして、順次搭載のための確認・準備を進めております。
両社は今後とも環境保全への取り組みにも積極的に参加し、地球環境の保護に貢献していく所存です。