2017年09月06日
川崎近海汽船株式会社
川崎汽船株式会社
日本初のLNG燃料フェリー就航に向けて共同検討を本格化
川崎近海汽船株式会社及び川崎汽船株式会社はこの度、川崎近海汽船の運航するフェリーのLNG燃料化の実現を目指し、具体的な本船仕様、主機及びLNG燃料取り扱いに関する技術的検証を共同で進めることで合意しました。
川崎近海汽船では、SOx(硫黄酸化物)を排出せず、CO2(二酸化炭素)やNOx(窒素酸化物)排出量も少ない低環境負荷エネルギーであるLNGを燃料として運航するフェリーの導入検討を従来より行って参りましたが、今般、川崎汽船との協業によりこれを本格化し、日本で初めてのLNG燃料フェリーを企図します。川崎汽船グループではこのほか、自動車専用船やタグボート等のLNG燃料化、及びLNG供給に関する検討を行ってきております。
川崎汽船グループ一体となってLNG・LPGといったガス燃料船実現を『”K”LINE環境ビジョン2050 ~青い海を明日へつなぐ~』の一環と位置づけ、川崎汽船が40年以上にわたり培ってきた液化ガス船建造・運航のノウハウを活かし、グループを挙げてCO2削減をはじめとする環境に優しい船隊の拡充に努めます。