2023年6月15日
川崎汽船株式会社
当社は6月12日に「“K”Line Group 環境アワード2023」表彰式を開催しました。
アワードは、「“K”LINE 環境ビジョン2050」で定めた方向性のもと、川崎汽船グループで働く役職員が取り組む優れた環境保全貢献活動を表彰するものです。2015年の創設から9回目を迎えた今回も、国内外のグループ会社から多数の応募があり、「独創性」「難易度」「環境貢献度」「継続性」「波及性」等の観点より最優秀賞1件、優秀賞4件、功労賞1件が選定され、明珍幸一社長によって表彰されました。
川崎汽船グループは、「“K”Line Group 環境アワード」を通じ、グループ内の環境保全活動を広く共有してグループ全体の取り組みとして普及・啓発活動を進めるとともに、「“K”LINE 環境ビジョン2050」で掲げた持続可能な社会と青く美しい海を次の世代に伝える使命を果たすため、これからも積極的に環境保全・生物多様性保全に貢献してまいります。
「“K”Line Group 環境アワード2023」の受賞者は以下の通りです。
最優秀賞 (1件)
- 大黒自動車船ターミナルにおける社用車のEV化とソーラーカーポート及び蓄電池設置による化石燃料及びCO2削減
株式会社ダイトーコーポレーション
ダイトーコーポレーションが運営する大黒自動車船ターミナルでは、CO2排出削減への貢献にむけて検討を重ね、社用車のEV化とEV車の充電が可能なソーラーカーポートを設置しました。ソーラーカーポートはEV車の充電のみならず、発電された余剰電力の一部を守衛室事務所へ 供給、活用し、また、蓄電池に溜めることで夜間や災害時に使用する事も可能であり、複数の 役割を担っています。2022年11月の運用開始より現在まで約4ヶ月間の発電量は1581.9kwh、約1140.55kgのCO2削減となっており、CO2削減に確実に寄与しています。
優秀賞 (4件、順不同)
- Restoring the ecosystem through dam building
“K” Line (Thailand) Ltd.
国立公園にチェックダム(堰・せき)を設置、森林の貯水量を増やし周囲の生物の生態系回復を図る。
- RPA導入による業務改善運動(業務時間削減及びコピー用紙削減)
日東物流株式会社
日常業務にRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を取り入れ、業務効率化及びコピー用紙の使用量削減を図る。
- 木材ダンネージ代替品エコプラウッドの利用
ケイラインマリンソリューションズ株式会社
船艙内デッキの養生と貨物保護の為に使用するダンネージ(荷敷材)の一部を木材から再生プラスチック製品のエコプラウッドへの切り替え、木材使用量を削減。
- 世界初のFull-scale CCSプロジェクトへの参画とCCS/液化CO2輸送による大規模CO2削減への貢献
川崎汽船株式会社 カーボンニュートラル推進グループ
ノルウェーにおける液化CO2輸送船2隻による世界初の二酸化炭素貯留バリューチェーンプロジェクトへの参画。
功労賞:過去累積10エントリーに対する表彰 (1件)
- “K” Line (Thailand) Ltd.
<授賞式の様子>