2015年12月01日
川崎汽船株式会社
中部電力向け新造LNG船 “BISHU MARU(尾州丸)”と命名
本日、中部電力向け新造LNG船(*1)の命名式が、川崎重工業坂出工場において執り行われました。
本船は、多くの関係者の見守る中、傭船者である中部電力代表取締役社長の勝野哲氏により、「BISHU MARU(尾州丸)」と命名されました。
船名は、中部電力のLNG受入基地がある愛知県西部の旧国名「尾張国」に由来します。また1983年に、同じく川崎重工業坂出工場で竣工した、日本船社初のLNG船で当社が管理した「尾州丸」の名を受け継いでいます。
本船は、主にオーストラリア・日本間のLNG輸送に従事し、初代「尾州丸」と同様に我が国のエネルギーの安定輸送に貢献します。
当社は、本年新たに策定した中期経営計画『“K”LINE Value for our Next Century』で掲げる「安定性」を基盤とした「成長性」の強化に向けて、拡大するLNGの輸送ニーズに応え、事業の成長に取り組みます。
[主要目]
傭船者 |
中部電力株式会社 |
建造造船所 |
川崎重工業株式会社 坂出工場 |
全長 |
約 293m |
型幅 |
48.9m (*2) |
タンク容積 |
164,700m3 |
ボイルオフレート(*3) |
0.08%/日 |
推進機関 |
再熱式蒸気タービン(川崎アドバンストリヒートタービンプラント)(*4) |
速力 |
19.5ノット |
(*1) 当社ニュースリリース「中部電力向け新造LNG船 長期定期傭船契約・造船契約締結」(2013年3月29日)
(*2) 拡張後のパナマ運河通航が可能。
(*3) ボイルオフレート: カーゴタンク容積に対するLNGの自然気化率。タンクの防熱性能を表し、値が低いほど性能が高い。
(*4) 再熱式蒸気タービン: タービンを回転させた蒸気の熱を再利用することで、熱効率を大幅に改善した蒸気タービンプラント。