2018年8月8日
川崎汽船株式会社
昨日、株式会社JERA向け新造LNG船の命名式が、川崎重工業株式会社坂出工場において執り行われました。
本船は、多くの関係者の見守る中、中部電力株式会社代表取締役会長の水野明久氏により、「ENSHU MARU(遠州丸)」と命名されました。
船名は、中部電力株式会社の供給エリアの一つである静岡県西部の旧国名「遠州国」に由来します。
本船は、エルエヌジー・マリン・トランスポート株式会社の運航管理下で株式会社JERA向けに投入され、米国テキサス州フリーポートLNGプロジェクトのLNG輸送などに従事し、我が国のエネルギーの安定輸送に貢献します。
本船の運航を通じ、当社の企業ビジョンでもある「お客さまを第一に考えた高いレベルの物流サービス」を実現して参ります。
<主要目>
船主 |
Trans Pacific Shipping 4 S.A. (*1) |
建造造船所 |
川崎重工業株式会社 坂出工場 |
全長 |
約293m |
型幅 |
48.9m |
タンク容積 |
164,700m3 |
ボイルオフレート(*2) |
0.08% / 日 |
推進機関 |
再熱式蒸気タービン(川崎アドバンストリヒートタービンプラント) (*3) |
速力 |
19.5ノット |
(*1) 当社と東京センチュリー株式会社が出資する船舶保有会社。
(*2) ボイルオフレート: カーゴタンク容積に対するLNGの自然気化率。タンクの防熱性能を表し、値が低いほど性能が高い。
(*3) 再熱式蒸気タービン: タービンを回転させた蒸気の熱を再利用することで、熱効率を大幅に改善した蒸気タービンプラント。