2025年12月18日
川崎汽船株式会社
川崎汽船株式会社（以下、「当社」）は、2025年12月16日から17日の2日間にわたり、横浜港大さん橋国際客船ターミナルにおいて、Northern Lights JV DA（以下、「Northern Lights社」）向け新造液化CO2船“NORTHERN PHOENIX(ノーザン フェニックス)”（以下、「本船」）のお披露目見学会（以下、「本イベント」）をNorthern Lights社との共同主催にて執り行いました。
本船は、世界初の本格的な二酸化炭素回収貯留（CCS）プロジェクトで輸送と貯留を担う“Northern Lights project”に従事する液化CO2船の3番船です。同プロジェクトは2025年8月から北海海底下2,600mの貯留層に回収したCO2を圧入し、安全に貯留しています。本イベントには本邦・ノルウェー国関係者を含む多くのご来賓やメディア、約150名を招待し、船内をご覧いただきました。当社からは取締役会長の明珍幸一と取締役代表執行役社長の五十嵐武宣が出席し、Northern Lights projectを通じた持続可能な社会の実現に向けた決意を表明しました。Northern Lights社からはマネージングディレクターのTim Heijn氏が出席し、ご来賓に向けて同社がNorthern Lightsプロジェクトの運用から得た知見を共有しました。
本船は、大連船舶海洋工程有限公司（Dalian Shipbuilding Offshore Co., Ltd.）において、2025年12月2日に竣工しました。(注1)1番船“NORTHERN PIONEER(ノーザン パイオニア)” （注2）、 2番船“NORTHERN PATHFINDER(ノーザン パスファインダー)”（注3）と同様に、当社のロンドンを拠点とする子会社“K” LINE Energy Shipping (UK) Ltd.が船舶管理を引き受け、液化 CO2輸送に従事します。
川崎汽船グループは、環境に関わる長期指針「環境ビジョン 2050」に基づき、自社の低・脱炭素化および社会の低・脱炭素化支援に向けたさまざまな取り組みを推進しています。当社が先進的に取り組む液化CO2輸送の案件を通じて得られる知見を、将来の事業開発に活かし、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指します。
（注1）2025年12月3日付：Northern Lights社向け液化CO2船“NORTHERN PHOENIX”が竣工
https://www.kline.co.jp/ja/news/liquefied_gas/liquefied_gas-20251203.html
（注2）2024年11月26日付：Northern Lights社向け液化CO2船“NORTHERN PIONEER”引渡式を開催
https://www.kline.co.jp/ja/news/liquefied_gas/liquefied_gas-20241126.html
（注3）2025年1月30日付：Northern Lights社向け液化CO2船“NORTHERN PATHFINDER”が竣工
https://www.kline.co.jp/ja/news/liquefied_gas/liquefied_gas-20250130.html
