2012年04月27日
川崎汽船株式会社

中期経営計画 “K” LINE Vision 100 見直し
- Bridge to the Future -

 

 

2011年4月に市場の構造変化や将来の需要拡大に対応するべく「“K”LINE Vision 100 -新たな挑戦 -」を策定しましたが、コンテナ船、ドライバルク船市況が大幅に悪化し、加えて東日本大震災、円高、燃料油価格高騰などにより、2011年度は当期純損失を計上するに至りました。
この結果を受け、今般「2012年度経常損益の黒字化」、「安定収益体制の構築」、「財務体質の強化」を3つの最重要課題として掲げ、新中期経営計画「“K”LINE Vision 100 - Bridge to the Future -」を策定しました。
この中期経営計画においても継続課題である5つの基本課題を踏襲して「“K”LINE Vision 100」のメインテーマである「共利共生と持続的成長」を実現するため、3つの最重要課題にグループ一丸となって取り組み、2012年度の黒字化および復配を果たすべく最大限努めてまいります。

 

3つの課題

  1. 2012年度経常損益の黒字化
  2. 安定収益体制の構築
  3. 財務体質の強化

 

5つの基本戦略

  1. コスト削減の徹底と2012年度経常損益の黒字化
  2. コンテナ船事業の構造改革
  3. ドライバルク事業・自動車船事業の安定収益拡大
  4. エネルギー資源輸送事業・新規事業等の安定収益化
  5. 投資抑制による財務体質強化

 

5つの継続課題

  1. 環境保護への取り組み
  2. 確固たる安全運航管理体制
  3. 最適・最強組織によるボーダレス経営
  4. 戦略投資と経営資源の適正配分
  5. 企業価値の向上とリスク管理の徹底

 

主な数値目標

中期経営計画 見直し

指標 単位 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度
売上高 (億円) 9,723 11,200 10,700 11,100
経常利益 (億円) ▲490 120 390 600
当期純利益 (億円) ▲414 110 250 420
EBITDA (億円) 138 1,000 1,100 1,350
自己資本 (億円) 2,426 2,600 2,800 3,300
有利子負債 (億円) 5,925 5,800 5,400 4,900
営業CF (億円) ▲29 670 900 1,130
投資CF (億円) ▲832 ▲500 ▲500 ▲500
DER 244% 223% 193% 148%
ROA -5% 1% 4% 6%
自己資本比率 23% 23% 26% 30%
有利子負債 / 営業CF (倍) - 8.7 6.0 4.3

為替 (YEN/US$) 79 80 80 80
バンカー (US$/MT) 672 720 650 650

「“K”LINE Vision 100 - 新たな挑戦-」からの変動(投資CFの減少)

投資CF (億円) 118 300 150 -