2022年8月1日
川崎汽船株式会社


 川崎汽船株式会社(以下、「当社」)グループは、このたびインド鉄鋼大手JSWスチール社との間で複数の中長期連続航海契約を締結し、運航を開始しました。

 

 大型船事業においては、ケープサイズバルカーを使用したインド内航輸送としては初めての連続航海契約を締結、当社グループ保有船による運航を開始しました。
また、中小型船事業においては、当社インド現地法人である“K” LINE (INDIA) SHIPPING PRIVATE LIMITED (以下「KLISP」)が、同社が保有するスプラマックス型バルカーによる同国内鉱石・鋼材輸送、及び同国向け石炭・石灰石輸送に従事する中期連続航海契約を2014年に締結しておりますが(注1)、その輸送実績が評価され、同契約を更改しました。

 

 当社グループのJSWグループとの海上輸送取引は、上記の契約が既存の契約に加わったことにより、年間約1千万㌧に達する見込みです。

 

 当社グループは、2008年にインド国内パートナーと設立した現地法人を通じ、当社船の運航機能の一部を移転するなど、同地でのドライバルク事業への取り組みを深めてまいりました。また、2014年には上述の現地海運会社KLISPを設立し、インド籍船保有に取り組み、インドでの事業強化を続けています。

 

 当社は5月9日に公表した中期経営計画(注2)で、ドライバルク事業におけるアジア地域での顧客基盤の強化を目指しています。当社グループは、変容する輸送需要及び環境対策に柔軟に対応し、JSWグループをはじめとする同国におけるお客様に寄り添った地域密着・環境配慮型の総合サービス展開とパートナーシップの一層の深化を目指してまいります。

 

(注1)2014年1月16日リリース:
当社インド現地法人によるJSW STEEL社との連続航海傭船契約締結の件
https://www.kline.co.jp/ja/news/other/other-4181817809352341122.html
 

(注2)2022年5月9日公表 中期経営計画 :
https://www.kline.co.jp/ja/ir/management/strategy.html