2020年2月6日
川崎汽船株式会社

 

 本日2月6日、株式会社大島造船所において91千トン型石炭運搬船‟TOHOKU MARU”が竣工しました。
 

 本船は、日本の火力発電所向けに最適設計された幅広浅喫水の石炭運搬船で、プロペラの推進効率向上を目的としてAdvanced Flipper Fins(注1)やRudder Fin(注2)を採用するなど従来船よりも更なる燃費改善を実現、また海洋生態系の保護を目的としたバラスト水処理装置の採用や、エンジンの排ガスから硫黄酸化物を除去するSOxスクラバー(注3)を搭載するなど、最新鋭の環境保全技術を導入しております。

 本船は、東北電力株式会社との輸送契約のもと、長期にわたり同社向けの海外炭輸送に従事して参ります。
 

注1:プロペラへの水流の最適化による推進効率の改善を目的としたプロペラ前方の船尾付加物です。
注2:プロペラ後流に起因するエネルギーロスの軽減を目的としたプロペラ後方の船尾付加物です。
注3:2020年1月より世界全海域にて施行されたSOx規制に対応した装置です。


【本船要目】
 全長          234.99    M      載貨重量トン数        91,818    MT
 型幅          43.00      M      総トン数           52,458    T
 型深          18.40      M      純トン数           28,945    T
 満載喫水     12.885     M      ホールド/ハッチ数    5/5