2019年9月11日
川崎汽船株式会社
本日9月11日、今治造船株式会社丸亀事業本部において88千トン型石炭運搬船「CORONA CITRUS（コロナ・シトラス）」が竣工しました。当社の「コロナシリーズ」は、日本の火力発電所向けに最適設計された幅広浅喫水の石炭運搬船です。
「CORONA CITRUS」はプロペラの推進効率向上を目的としてプロペラ前方にWAD（Weather Adapted Duct）を、プロペラ後方にはHybrid Finを搭載するなど従来船よりも更なる燃費改善を見込みます。また、海洋生態系の保護を目的としたバラスト水処理装置を採用し、2020年1月から世界全海域で施行されるSOx排出規制に対応すべく、エンジンから排出される排ガスから硫黄酸化物を除去するSOxスクラバーを搭載するなど、最新鋭の環境保全技術を導入しております。
本船は、電源開発株式会社との輸送契約のもと、同社向けの海外炭輸送に従事して参ります。
【本船要目】
全長 229.98 M 載貨重量トン数 88,703 MT
型幅 38.00 M 総トン数 49,888 T
型深 19.90 M 純トン数 28,505 T
満載喫水 13.904 M ホールド/ハッチ数 5/5
