2019年2月26日
川崎汽船株式会社
本日、今治造船株式会社 丸亀事業本部において、20万重量トン型ケープサイズバルカー“CAPE SAPPHIRE”が竣工しました。
本船は、ばら積み貨物船のための共通構造規則CSR-BC(Common Structural Rule for Bulk Carrier)に対応しており、主機関には低温腐食対策が強化された電子制御エンジンを搭載しています。また、推進効率向上のためにプロペラ前方にWAD(Weather Adapted Duct)を、プロペラ後方にはHybrid Finを搭載し、省エネを実現しています。
更に本船は、2020年1月から世界全域で施行されるSOx排出規制に対応するべく、エンジンから排出されるガスから硫黄酸化物を除去するスクラバーを煙突部に搭載しています。現在竣工しているケープサイズバルカーの中でも世界トップクラスの技術を集結させた最新鋭船となっており、国内製鉄会社向けの鉄鉱石及び石炭輸送に従事いたします。
当社は大型船から小型船まで特色ある各種船型を取り揃え、安定した輸送サービスをお客様に提供し、今後も多様化する鉄鋼原料輸送ニーズに柔軟かつ積極的に対応してまいります。
【本船概要】
主要寸法 : 全長 299.95M x 幅 50.00M x 深さ 24.70M x 喫水 18.32M
載貨重量 : 208,564トン
総トン数 : 107,454トン
主機関 : MES MAN-B&W 6G70ME-C9.5
航海速力 : 14.5ノット
船級 : 日本海事協会(NK)
船籍 : 日本
建造所 : 今治造船株式会社 丸亀事業本部