2011年02月28日
川崎汽船株式会社

 

「環境マネジメントシステム」(ISO14001)の更新について

 

 

川崎汽船グループは、2002年に「環境マネジメントシステム」の国際規格であるISO14001の認証を取得し、海上輸送及び陸上事業所における環境保全に努めてまいりました。 この度、3回目となる第三者機関(日本海事協会)の更新審査を経て、登録証書が発行されました。 その適用範囲については、グループ会社として、2010年の“K”LineShipManagement(Singapore)PteLtdに続き、今回は株式会社ケイラインジャパンの各支店及び太洋日本汽船株式会社の東京支店に拡大致しました。

 

船舶の運航に関わる環境保全対策としては、国際条約や各国・地域の法規制を遵守することはもちろんのことです。 しかし、環境保全の責務を果たすためにはこれらの強制要件を守るだけでは十分とはいえず、当社グループでは、省エネ仕様の舶用機器の開発やCO2,NOx,SOx排出量の削減のための対策など地道な積み重ねを行いながら、ISO14001の規格要求事項に適合したPDCAサイクル(注)を実行することにより環境保全に取り組んでいます。

 

また、オフィス活動が環境に与える影響は船舶の運航に比べると総量では小規模ですが、エネルギー消費や廃棄物削減の取り組みが必要であると認識しております。 当社は現在建設中の飯野ビル(東京都千代田区)に移転することとしており、環境保全に配慮された新オフィスにおける業務を通じ、さらなる環境負荷低減に努めていく所存です。

 

注)PDCAサイクル:Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)の4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善すること。