2013年06月17日
川崎汽船株式会社
米国ロサンゼルス港の「船舶減速航行プログラム」で優秀船社として表彰される
米国ロサンゼルス港湾局はこのたび、船舶からの排気ガス抑制を目的とした指定沿岸海域での減速航行(VSR:Vessel Speed Reduction)プログラムにおいて、2012年の一年間にわたり達成率の高かった船社を表彰しました。 川崎汽船は運航船舶の年間入出港延べ31隻、59回の通航で同プログラムに参加し、付近40マイル以内の海域を航行した全運行船舶で減速航行を実施し(達成率100%)、6月13日ロサンゼルス港湾局より表彰を受けました。
減速航行は、燃料消費率が低下することにより、二酸化炭素(CO2)等温室効果ガスや、硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、粒子状物質(PM)の排出量削減にも有効です。
ロサンゼルス港では、沿岸の大気汚染防止のために同港に寄港する船舶に対して、付近40マイル(約74キロメートル)、もしくは付近20マイル(約37キロメートル)の洋上ではスピードを12ノット以下に減速し、排気ガス量を抑制する減速航行プログラムが行われております。同プログラムは同港港湾局が寄港する船会社に対し、自主的な協力を求めているものです。
川崎汽船グループは自社独自の取り組みはもちろん、世界各地各港の環境保全への取り組みにも積極的に参画し、これからも地球環境の保護に貢献していきます。