2026年7月9日
川崎汽船株式会社
川崎汽船株式会社(以下、「当社」)の連結子会社である株式会社ダイトーコーポレーション(以下、「ダイトーコーポレーション」)は、このたび総トン数260トン級の電動タグボート(以下「EVタグ」)の建造を決定しました。建造中の総トン数199トン級(以下、「EVタグ1番船」)(注1)に続いて、2隻目(以下、「EVタグ2番船」)のEVタグとなります。
EVタグ2番船は、東京湾内での曳船作業に幅広く対応できる高出力仕様で、今後のEVタグのスタンダードモデルを目指すものです。新たに、動力・船内電力を高効率に供給するDC配電システムを採用したことで、高出力のモーター搭載(4,400PS、EVタグ1番船は3,600PS)が実現しました。また、バッテリー残量不足時に駆動する補助発電機の出力制御にCMS(Condition Monitoring System)を使用しており、蓄積した運航データを活用した最適な電力供給により化石燃料の使用を削減します。
なお、この取り組みは経済産業省と国土交通省連携の補助事業「内航船革新的運航効率化・非化石エネルギー転換推進事業」にも採択されており、内航船業界の環境対応を牽引する取り組みとして期待されています。
EVタグ2番船は、本瓦造船株式会社にて建造され、制御・推進システムの構築を担う川崎重工業株式会社、及び陸上の給電設備を設計施工する東亜建設工業株式会社の協力の下、2028年7月の竣工を予定しております。先に就航するEVタグ1番船とともに東京湾に寄港する船舶の入出港作業に従事し、各港のカーボンニュートラルポート(CNP)形成(注2)に貢献します。
当社グループは、環境に関わる長期指針「“K” LINE 環境ビジョン2050 ~青い海を明日へつなぐ~」(注3)の下、環境技術の研究と実装を進めています。今後もグループ一丸となって低炭素・脱炭素化に向けた取り組みを継続してまいります。

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- 【EVタグ2番船 イメージ図】

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- 【調印式の様子】
左から
株式会社ダイトーコーポレーション イメージキャラクター「つなぐちゃん」
東亜建設工業株式会社 川島 仁 千葉支店 執行役員支店長
本瓦造船株式会社 本瓦 誠 代表取締役社長
株式会社ダイトーコーポレーション 篠崎 尚史 専務取締役
川崎重工業株式会社 政本 憲一 船用推進ディビジョン長
(注1)2024年11月8日付当社リリース:ダイトーコーポレーション、電動タグボートの建造を決定
https://www.kline.co.jp/ja/news/logistics/logistics-20241108.html
(注2)カーボンニュートラルポート(CNP)とは、国土交通省が進める脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化等を通じて、港湾の温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする取組み。
(注3)「“K” LINE環境ビジョン2050 ~青い海を明日へつなぐ~」:2015年に策定し、2020年に改訂した環境に関わる長期指針。GHG削減のアクションプランとして、アンモニア・水素燃料といったゼロエミッション燃料、およびバイオLNG、合成燃料等のカーボンニュートラル燃料の導入を掲げている。
https://www.kline.co.jp/ja/sustainability/environment/management.html