2026年2月27日
川崎汽船株式会社
             
 

 川崎汽船株式会社(代表執行役社長:五十嵐 武宣、以下「当社」)は、このたび株式会社みずほ銀行(取締役頭取:加藤 勝彦、以下「みずほ銀行」)をアレンジャーとするシンジケーション方式により、「Mizuho自然資本インパクトファイナンス」(以下「本ファイナンス」、※1)を活用したコミットメントライン契約(以下、「本契約」)を締結しました。なお、海運業界における本ファイナンスを活用した資金調達は、本件が初めての事例です。

 

 本ファイナンスは、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社(取締役社長:吉原 昌利、以下「みずほリサーチ&テクノロジーズ」)がTNFD等の自然資本関連の枠組みに基づき開発した評価手法を用いて、企業のネイチャーポジティブ経営(※2)に向けた姿勢・取り組みを評価したうえでみずほ銀行が融資を行うものです。当社は、油濁汚染対策、大気汚染の低減、バラスト水管理、海洋生物多様性保全、海洋哺乳類への影響軽減など、海運業に特有の環境課題に対して積極的に取り組んでおり、これらの活動が高く評価され本契約の締結に至りました。

 

 なお、評価手法を含む本ファイナンスのフレームワークについては、株式会社日本格付研究所(以下「JCR」)から環境省の「インパクトファイナンスの基本的考え方」に適合する旨の意見書を取得(※3)するとともに、国連開発計画(UNDP)の専門家の助言を受けて開発されています。

 

 本契約の締結は、「“K”LINE 環境ビジョン2050」の自然資本を含む幅広い環境保全分野における重要なマイルストーンとなるものです。
本契約に基づき、当社は本ファイナンスの考え方および評価結果を踏まえて複数のKPIを設定し、みずほリサーチ&テクノロジーズおよびみずほ銀行による定期的なモニタリングとフィードバックを受けることで、自然資本保全に向けた継続的な取り組みを加速させていきます。

 

本契約の概要は以下の通りです。

スキーム名称

Mizuho自然資本インパクトファイナンス

借入人

川崎汽船株式会社

借入額

1,000億円

調達期間

5年

契約日

2026年2月27日

アレンジャー

株式会社みずほ銀行

コ・アレンジャー

三井住友信託銀行株式会社

貸付人

株式会社伊予銀行、株式会社関西みらい銀行、株式会社山陰合同銀行、信金中央金庫、農林中央金庫、株式会社百十四銀行、兵庫県信用農業協同組合連合会、株式会社みずほ銀行、株式会社三井住友銀行、三井住友信託銀行株式会社、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社山口銀行、株式会社横浜銀行、他(五十音順)


(※1) Mizuho自然資本インパクトファイナンス
2025年2月28日付 みずほ銀行ニュースリリース「Mizuho自然資本インパクトファイナンス」の取り扱い開始について
https://www.mizuhobank.co.jp/release/pdf/20250228release_jp.pdf

 

(※2) ネイチャーポジティブ経営
環境省、農林水産省、経済産業省、国土交通省の連名で策定されている「ネイチャーポジティブ経済移行戦略」によると、「自社の価値創造プロセスに自然の保全の概念を重要課題(マテリアリティ)として位置づける経営」と定義される。

 

(※3) JCRのウェブサイト
https://www.jcr.co.jp/greenfinance/