2024年8月1日
川崎汽船株式会社
川崎汽船株式会社(以下、「当社」)の在フランス関連企業であるOCEANICWING S.A.S.社(以下、「OCEANICWING社」)は、このほど「#トモに能登の未来へ」と名付けられた能登半島被災地支援ボランティア活動に協力し、フランス・ナント市において行われた、被災地の子供たちと現地の人々との交流会の実現をサポートしました。
今回の交流会は、日本のボランティア団体Smile for Nipponの支援で、能登半島地震で被災した子供たちがパリ五輪の現地応援のために渡仏するとの情報を得たOCEANICWING社が、在仏のボランティア団体とともに、同社が拠点を置くナント市の政府にはたらきかけて実現したもので、同社は参加者の手配や司会・通訳の手配など、準備段階から当日の運営まで交流会の実現に協力しました。
7月26日に実施された交流会には、日本の被災地からは5名の中学生と付き添いボランティア、フランスからは現地に留学中の日本人大学生や日本語を勉強中のフランス人、加えてナント市政府議員等、総勢30名以上が参加しました。冒頭の開会の挨拶では、ナント市より、同市は日本の新潟市と2009年に姉妹都市提携を結んでから、毎年留学生を交換している間柄にあり、今回の交流会を通じて日仏両国お互いの連帯が高まるのは大変嬉しいとのコメントがありました。その後中学生たちによる震災被害・現状についての報告、プレゼントの交換やゲームそして参加者全員による自由歓談などで交流を深めました。
2024年元旦に発生した能登半島地震は、輪島・珠洲といった能登半島北部地域に甚大な被害をもたらし復旧にはまだまだ長い時間を必要とする現状です。震災の被害を受け今も様々な制約の下にありながら、日々の困難から逃げずに向き合っている中学生の皆さんにとって、今回の訪欧が、彼らと心の通じ合う人々が世界にいることを感じ取っていただける機会となったことを祈念しております。また、被災地の一日も早い復旧と復興を改めてお祈り申し上げます。
【Emelie Bourdon議員と中学生】

【交流会の様子】
