2021年11月16日
川崎汽船株式会社

 

 川崎汽船株式会社(以下、「当社」)は、ESG投資の世界的な指標である「Dow Jones Sustainability Indices(DJSI)」の「Asia Pacific Index」構成銘柄に、2011年以来11年連続で選定されました。

 

 DJSIは、S&P Dow Jones Indicesが提供する投資指標で、企業の持続可能性(サステナビリティ)への取組を経済・環境・社会の3つの側面から評価し、その取組が優れていると評価された企業を構成銘柄に組み入れています。このうち、Asia Pacific Indexは、アジア太平洋地域の大手企業609社を評価の対象とし、上位153社(うち日本企業77社)を構成銘柄に選定しています。DJSIは1999年に発足した、世界で最も歴史のあるESG投資指標であり、企業の持続可能性への取組を重視する投資家が、投資先を選定する際の重要な基準となっています。

 

 当社はサステナビリティへの取り組みを経営の重点課題とし、気候変動問題をはじめとする社会課題の解決に貢献すべく、取り組みを本格化させています。本年3月に第一船が竣工したLNGを燃料とする次世代型環境対応自動車専用船の更なる導入拡大を図るとともに、2022年度から2023年度にかけては、風力を活用した自動カイトシステム「Seawing」を搭載した大型ばら積船や、LPGを主燃料とする大型LPG運搬船の導入を予定しています。また、今月の初めには「2050年GHG排出ネットゼロへの挑戦」という新たな中長期目標を設定し、新燃料によるゼロエミッション船の導入をはじめとする、自社のGHG排出削減への取り組みの強化を図るとともに、洋上風力発電等の再生可能エネルギー関連事業の支援船や、水素やアンモニア等の新エネルギーの輸送など、社会の脱炭素化に向けた事業の支援にも積極的に取り組むことを打ち出しました。

 

 今後も当社は、サステナビリティ経営を通じて持続可能な社会の実現に貢献するとともに、当社自身の成長戦略の推進と企業価値の向上に努めてまいります。