2021年10月12日
川崎汽船株式会社

 

 2021年10月7日、当社が傭船し運航する鉱石専用船の海難事故を想定し、大規模事故対応演習を実施しました。本船が東京湾口を航行中、内航貨物船と衝突し、負傷者がでて、漏油が生じるという想定のもと、本社に事故対策本部を設置し、船主、船舶管理会社と対応を協議、社内外関係者との連携や情報共有の体制を確認し、模擬記者会見を行うまでの一連のプロセスを実施することで緊急対応体制の確認を行いました。

 

 今回は、在宅勤務体制下の社員が多数との想定のもと、オンラインツールを活用し、連絡体制がスムースに行われるかについても確認が行われました。

 

 また、事故に関する模擬記者会見を対面とオンラインで同時開催いたしました。会見では記者役から多くの質問がなされ、本番さながらの緊張感のある模擬記者会見となりました。

 

 当社は経営計画において、「安全」「環境」「品質」の取り組みを拡充・加速させることを重点課題に位置付けています。世界的に安全と環境に対する意識が高まる中、大規模事故対応演習により不測の事態に備えると共に、「安全・環境保護キャンペーン」等海陸従業員の安全文化啓蒙活動も行いながら、社会的責任を果たす上で重要な取り組みである安全運航、環境保全、輸送品質の強化を推進してまいります。

 

事故対策本部の様子 
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事故対策本部の様子 
模擬記者会見の様子
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模擬記者会見の様子