2021年7月28日
川崎汽船株式会社
川崎汽船株式会社(以下、「当社」)は、ロンドン証券取引所グループが100%出資するFTSE Russell社により開発されたESG(環境・社会・ガバナンス)投資の代表的な指数である「FTSE Blossom Japan Index」に、2017年の運用開始以来5年連続で選定されました。
「FTSE Blossom Japan Index」は、ESGについて優れた対応を実践している日本企業で構成される投資指数で、「FTSE Japan All Cap Index」を構成する日本企業1,391社の中から、229社が選定されています(2021年6月現在)。また、「FTSE Blossom Japan Index」は、世界最大の公的年金管理運用組織である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、ESG投資をする際のベンチマークとしても採用されています。
当社はこれまでも、環境を中心にサステナビリティの課題に取り組んできましたが、本年4月1日付でサステナビリティ経営を強化するための組織の新設や推進体制の見直しを行い、気候変動問題をはじめとする社会課題の解決に貢献し、将来にわたって人々の生活や経済を支えるライフラインとしての使命を果たすための取り組みを本格化させています。
具体的には、LNGを燃料とした次世代型環境対応自動車専用船を国内初のトランジション・ローン(脱炭素に向けた移行ファイナンス)による資金も活用して本年3月に竣工させました。
また、今月7月には同じくLNGを燃料とした21 万重量トンケープサイズバルカー(2024年竣工予定)の長期連続航海契約を締結いたしました。このケープサイズバルカーは、再生可能エネルギーである風力を利用した自動カイトシステム「Seawing」を搭載することで環境負荷の更なる低減を目指します。
今後も当社は、サステナビリティ経営を通じて持続可能な社会の実現に貢献するとともに、当社自身の成長戦略の推進と企業価値の向上に努めてまいります。