2021年4月28日
川崎汽船株式会社

 

 当社はノルウェーに本拠を置くSAYFR(セイファー)社(注1)の見識とゲーミフィケーションアプリを活用した“K”AREプログラム(注2)を本格的に導入することを決定しました。

 

 当社では安全運航・サービス品質の向上には、専門的な海技知識や技能などのテクニカルスキルと共に、互いを認めケアし合いコミュニケーションやチームワークを改善させるノンテクニカルスキル(注3)が重要と考えています。

 

 “K”AREプログラムとは、当社グループの海上、陸上で働く社員全員が、当社が求められている社会的使命や社会に提供する価値を共有し、肩書きやバックグラウンドにとらわれず、自由闊達に一人一人がリーダーシップを発揮できる風通しの良い企業文化構築を目指すための教育プログラムです。

 

 そして、企業文化を成熟させることで、グループの一体感を高め、環境への負荷を抑える絶え間ない努力を行いながら、安全運航と高品質な輸送サービスを提供し、社会に貢献できるサステナブルな企業を目指してまいります。

 


(注1)SAYFR社:https://sayfr.com
ノルウェーに拠点を置くコンサルティング会社/SaaS(Software as a Service) 企業。
約20万人の組織構成員の行動に関するデータを基に、失敗を活かす企業文化を醸成するノウハウ及びデジタルツール(ゲーミフィケーションやシミュレーションを活用した学習アプリ等)を提供し、企業の安全運営とサステナビリティを支援する。

 

(注2)“K”AREプログラム:https://klinelnguk.com/continuous-improvement/
グループ会社である”K” Line LNG Shipping (UK) Limitedにてノンテクニカルスキルと安全企業文化の向上を目的に2015年より取り組みを開始、この度その有効性を評価、グループ全体での取り組みとして拡大したプログラム。

 

(注3)ノンテクニカルスキル: 
コミュニケーション、チームワーク、リーダーシップ、状況認識、意思決定など、人と人との関係性を重視した社会的スキルを包括する総称。


 “K”AREプログラムの一環として、SAYFR社が提供する教育アプリを活用し、スマートフォンおよびタブレットにて、船上で起こり得る具体的な事例をゲーム形式で受講しながら、ノンテクニカルスキルについて学習を深めていく。