2020年6月19日
川崎汽船株式会社
当社はこの度、GHG(温室効果ガス)削減をはじめとした地球環境保全に対する取り組みを強化するため、環境に関わる長期指針「“K”LINE 環境ビジョン2050 ~青い海を明日へつなぐ~」を全面的に改訂しました。
当社は2015年、2050年までの長期目標を掲げた「“K”LINE 環境ビジョン2050」を業界に先駆けて策定して以降、当ビジョンを活動推進の道標として、環境負荷の低減と先進技術の研究・導入に取り組んできました。当ビジョンで定めたCO2削減や環境フラッグシップ導入などの2019年の中間マイルストーンの多くを達成したことを受け、大きく変化する環境を取り巻く社会情勢を取り入れるべく、今般、当ビジョンの改訂を行ったものです。
改訂版では、TCFD(気候変動情報開示タスクフォース)が提言するシナリオ分析の結果を踏まえて取り組むべき課題および目標の一部を見直すとともに、目標を「脱炭素化」、「環境影響の限りないゼロ化」の2軸で再整理し、新たに2030年の中期マイルストーンを定めました。
特に「脱炭素化」においては、2030年中期マイルストーンとして、IMO(国際海事機関)の定める2030年目標である「CO2排出効率2008年比40%改善」を上回る「CO2排出効率2008年比50%改善」を目指しており、GHG排出ゼロを目指す新技術など具体的な方策についての検証も進めてまいります。
当社は今後も環境フロントランナーとして、世界中のより多くの人々がより環境に低負荷で高効率な海運のメリットを享受できる事業の実現を目指します。
環境ビジョンの詳細は、当社ウェブサイトでご覧いただけます。
https://www.kline.co.jp/ja/sustainability/environment/management.html