2019年6月13日
 

当社は6月5日に「“K”Line Group 環境アワード2019」表彰を行いました。
 
 同アワードは、「“K”LINE 環境ビジョン2050」で定めた方向性のもと、川崎汽船グループで働く役職員が取り組む優れた環境保全貢献活動を表彰するものです。2015年の創設から5回目を迎えた今回も、国内外のグループ会社から多数の応募があり、「独創性」「難易度」「環境貢献度」「継続性」「波及性」等の観点から選定された最優秀賞2件、優秀賞5件の活動が、当社の明珍幸一社長によって表彰されました。

 

 川崎汽船グループは、「“K”Line Group 環境アワード」を通じ、グループ内の環境保全活動を広く共有してグループ全体の取り組みとして普及・啓発活動を進めるとともに、「“K”LINE 環境ビジョン2050」で掲げた持続可能な社会と青く美しい海を次の世代に伝える使命を果たすため、これからも積極的に環境保全・生物多様性保全に貢献してまいります。

 

「“K”Line Group 環境アワード2019」の受賞者は以下の通りです。

 

最優秀賞 (2件、順不同)
コンテナターミナルでのトレーラーの待ち時間短縮による燃料消費量削減  
(株式会社ダイトーコーポレーション)
大井埠頭周辺でトレーラーの順番待ちによる交通渋滞が生じていましたが、待ち時間削減のために空コンテナの処理効率アップに焦点を絞った設備や手順の改善を行った結果、待ち行列の長さを一日平均908m、待ち時間を46分短縮する効果を得ました。これはアイドリングで発生する一日当たりの燃料消費量(注1)が67.6L(想定値)以上削減された効果となります。
(注1) トレーラー1台20m程度として台数を計算し、その台数が46分間に消費する燃料消費量を想定。
 

北米東岸減速航行プログラムGREEN JOURNEY AWARD受賞
(“K” Line America, Inc.)
ニューヨーク/ニュージャージー州港湾当局の減速航行プログラムClean Vessel Incentive Programへ当社運航船舶の参加を促し、プログラム参加船社20社の中から最上位(1社のみ)の賞“Green Journey Award”を受賞しました。同賞は今年創設されたもので、同社が第1回目の受賞者です。北米各地での減速航行プログラムにはこれまでも継続して取り組んできましたが、この取り組みが環境面に貢献し、栄えある賞を受賞するまでに至ったことを評価しました。

 

優秀賞 (5件、順不同)

  • グリーン経営 – エネルギー効率化活動
    株式会社シーゲートコーポレーション
  • 5S活動の取組み
    日東物流株式会社
  • ホテルで発生する不要石鹸のリサイクル
    Century Distribution Systems Inc. (Hong Kong)
  • 海洋生物多様性への意識づけ(サンゴ植樹活動サポート)
    “K” Line Ship Management (Singapore) Pte Ltd.
  • 水島港クリーン作戦への参加
    日東タグ株式会社

 

<授賞式の写真>

明珍社長(右から2番目)から最優秀賞を授与(ダイトーコーポレーション)
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明珍社長(右から2番目)から最優秀賞を授与(ダイトーコーポレーション)
“K”Lineグループ受賞者一同
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“K”Lineグループ受賞者一同
明珍社長(右)から最優秀賞を授与
(“K” Line Americaの代理で横山執行役員(左)が受領)
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明珍社長(右)から最優秀賞を授与
(“K” Line Americaの代理で横山執行役員(左)が受領)