2016年11月07日
川崎汽船株式会社

 

ベトナムにおける完成車物流サービスの開始について

 

 

    当社は10月末より、ベトナムのホーチミンにおいて完成車を対象とした物流サービスを開始しました。アジアを中心とした新興国では自動車販売が拡大しており、これに伴って完成車の輸送に付帯したサービスの需要も高まっています。このようなニーズに対応するため、輸入乗用車やトラック、建設機械等向けの高付加価値サービスを提供するものです。

 

    当社と現地物流企業との合弁会社(注1)が、当社運航の自動車船が定期寄港するホーチミン港、Saigon Premier Container Terminal(SPCT)に隣接した工業団地内に20,000m2の土地を取得し、専用施設(Vehicle Processing Center;VPC)を開設しました。第一段階として、10月末から通関、車両認証登録、保管のサービスを開始し、日系自動車メーカーとの契約を締結し利用いただいています。2017年1月からは、各種部品の装着や塗装、洗車などを含めた納車前点検(Pre-Delivery Inspection;PDI)や、ディーラーへの配送までを含めたサービス内容の拡充を行う予定です。ベトナムにおいて完成車向けの総合的な物流サービスを行うのは当社が初めてとなります。    

 

    当社では中期経営計画において物流事業を安定収益事業のひとつと位置づけており、完成車物流事業も充実・拡大を図っております。これまでインドネシア、タイ、シンガポール、インド、オーストラリア、ブラジルなどで陸送やターミナル、PDIなどの完成車物流サービスを提供しておりますが、ベトナムでもこれらの経験や、自動車船による海上輸送で培った高品質輸送のノウハウを活用してお客様の満足度向上に努めてまいります。

 

注1: ベトナム大手物流企業 Gemadept Corporation、川崎汽船が50%ずつ出資する現地合弁会社
「”K” Line-Gemadept Logistics Co., Ltd社;KGL」

以上

Vehicle Processing Center ロケーション
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Vehicle Processing Center ロケーション
Vehicle Processing Center完成図 (2017年1月予定)
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Vehicle Processing Center完成図 (2017年1月予定)
最初の車両の入庫の様子(2016年10月末)
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最初の車両の入庫の様子(2016年10月末)
車両整備の様子
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車両整備の様子