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社長ごあいさつ


 



荒波を乗り越え、その先へ


  日頃より、川崎汽船グループの事業活動へのご理解とご支援を賜りまして誠にありがとうございます。

  2019年に創立100周年を迎える当社は、海運業を母体とする総合物流企業グループとして人々の豊かな暮らしへ貢献することを企業理念に謳っております。この理念のもと、世界の経済活動を支えるインフラの基盤である安全で安定した物資の海上輸送及び物流サービスの提供による社会への貢献を通し、当社グループの企業価値、すなわち「 Value(ケイライン・バリュー)」の向上に向けたグローバルな事業展開と次の新しい世紀に向けた歩みを続けております。

  世界単一のマーケットを舞台とする国際海運業は、海外の企業との自由競争の中にあります。原油価格安による資源国の経済停滞、貿易量の増加の牽引役であった中国の経済成長率の鈍化、世界各地で顕在化する様々な地政学的なリスクの増大などが、主要なセグメントに歴史的な市況低迷をもたらしました。各事業を取巻く環境は大変厳しく、コスト競争力強化に向けた懸命の諸策にもかかわらず2016年度は大変大きな損失を計上し、皆様にはご心配とご迷惑をお掛けいたしました。

  コスト競争力の強化に向けた昨年度の措置として、もっとも大きく市況の影響を受ける中小型のドライバルク船隊の縮小という構造改革を行う一方、寡占化が進むコンテナ船事業への対策として規模の追求による競争力確保の為の邦船三社による事業統合という決断を行ないました。又、過去の振り返りと現況、これからの事業環境を見据えた上で、経営方針と中期経営計画の見直しを行ないました。

  安定収益型事業の強化・拡大と成長に向けた次代の中核事業の育成を主眼として、収益体制の回復に向け全社を挙げた取り組みを行なうとともに、ビジネスの基盤である安全運航と自然環境保全の取り組みを重要視した経営を行ってまいります。

  引き続き皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。


2017年5月

ご挨拶:代表取締役社長 村上英三

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