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三等航海士 高橋 智貴 2014年度入社(自社養成コース2期生)

雄大な大海原に憧れて。長期休暇も魅力的

漁師をしていた祖父の影響で、幼い時から海への漠然とした憧れを抱いており、大学では水産学部を専攻しました。大学へ入学してからは海洋生物の研究に興味を持ち、趣味の釣りも含めて魚にまみれた学生生活を送っていましたが、大学の乗船実習をきっかけに船の仕事にも興味を抱くようになりました。
小型の調査船ではありましたが、船上生活を通して海の豊かな表情と綺麗な星空を満喫し、このような贅沢な時間を過ごすことのできる船乗り、その中でも常に船橋に立ち、雄大な自然を肌で感じられる航海士という職業にどうしようもなく惹かれ志願を決意しました。
正直なところ、外航商船の約6ヶ月という長い乗船は乗ってみるまでどのようなものか想像はつきませんでしたが、他職種では到底享受できない3ヶ月程度の長期休暇も魅力的に映りました。

自社養成制度を採用されている海運企業は少なく、一般大学から船乗りになる道は限られている現状ですが、その中でも説明会や面接を通じて川崎汽船の風通しの良さが感じられました。一般大卒という特別視がなく、むしろ海運の知識に乏しい自社養成に何でも教えて頂ける優しい先輩方ばかりなので、安心して仕事に励むことができています。

巨大な船に圧倒。世界各国を又にかける

自社養成として入社後は、研修所と海技大学校において勉強に励むこととなります。川崎汽船の研修は非常に充実しており、船乗りとして必要な基礎知識は入社後の研修を通じて身に付けることが出来ますので、商船に関する知識が一切なくても心配はありません。
研修期間中にはコンテナ船で体験乗船する機会もあり、シンガポールから台湾まで、1週間程の航海を経験しました。船上生活の理解を深めることが出来ましたし、実際の商船を目の当たりにして「こんな大きな船を動かしてみたい」という思いから、モチベーション増加にも繋がりました。

研修所、海技大学校での座学が終了すると、いよいよ海技教育機構の練習船と社船で6ヶ月ずつの乗船実習です。私の場合は帆船とLPG船で実習を行いました。
帆船は2回に分けて乗船し、最初の航海は日本国内を回り、次航はサンフランシスコ、ハワイへ行く遠洋航海を経験しました。寄港地では観光をしつつ、一緒に乗船していた実習生と親睦を深められたのは非常に良い思い出です。

社船実習は主に日本とペルシャ湾を往復する航路でしたが、たまたまヒューストンで乗船し、日本まで約1ヶ月、長い航海を通して商船の船上生活に慣れていくことが出来ました。現在は船内でもインターネットが使用出来る環境が増えてきましたが、当時はそのような環境が少なく不安もありました。しかし、慣れてしまえば案外平気で半年間の乗船もあっという間だったように感じます。何より、途中で上陸できたシンガポールを満喫し、日本が近付けば携帯電話の電波が入り…些細なことで大きな幸せを感じられるのも、船乗りの醍醐味かなと思っています。

自社養成は研修期間が長く、人数が少ない分、様々な研修を受けることが出来ます。学びの場は無限大、やる気次第で乗船前からどんどん会社が求める知識を身に付けられるのが、自社養成最大の利点であります。

初めて単独で航海当直に入った喜び

2年間の養成期間を終えて資格を取得すると、待望の三等航海士として登用となります。
登用後、最初の乗船は見習い(次席三等航海士)として主席三等航海士の業務を覚えながら、航海当直に励むことになりますので、今までの研修と乗船実習の成果を発揮する時です。しかしながら、現実は甘くなく、2年間という長い養成期間を経ても、経験不足から上手くいかないことが圧倒的に多かったです。
それでもひとつひとつ仕事の経験を増やし、またひとつ仕事を任せてもらえると非常にやりがいを感じますし、それだけ様々な経験が必要な奥の深い職種だと感じます。
初めて上長のサポートなく単独で航海当直に入り、船長から「よろしくね」と言われ船橋を降りられた時には、船の安全を引き受けるのは自分だという責任の重さに震えながらも、遂に航海を任せて頂けたという至上の喜びを感じました。今でも船長から「よろしく」と言われると、一層のやる気が出てくるのを感じます。

船内は人員も限られ、各作業で担う個々人の役割の大きさが際立ちます。職員になれば特定の作業を任されたり、フィリピンクルーに仕事を頼むことも多くなり、自身が持つ責任の重さも自覚するようになりました。そういった責任の大きさは船の面白さにも繋がっているのだと感じています。

これからの目標

まだ航海士としてスタートラインに立ったばかりの新米ですが、知識も少なく船という新しい世界に足を踏み入れ、右往左往していた入社当時の自分を振り返ってみると、航海士として船上業務に携われることは感無量の思いです。しかし、まだまだ未熟者。今は失敗続きで先輩方に助けられる事も多いですが、指導して頂いた先輩方と肩を並べ助け合える立場になれるよう、「2度同じ失敗はしない」精神を大事にし、着実な一歩を歩んで一人前の航海士を目指したいと思っています。

当面、頑張ろうと思うのは英語です。元から英語が不達者な私ですが、他船やターミナル、外国人乗組員とのコミュニケーションは英語になりますので、私の英語でミスがあれば、安全運航に重大な損失を招きかねません。
実際、航海中にターミナル側の英語が聞き取れず、船長に助けて頂く場面がよくありました。助け合える力量を身に付ける第一歩として、基礎的欠点を直し先輩方が安心して仕事を任せられる航海士となりたいです。

船は本当に奥が深く、まだまだ知らないことばかり。知った分だけ船での仕事は面白くなると感じています。より一層仕事を満喫するためにも、努力を重ねていきたいと思います。

三等機関士 嶋本 匡晃 2014年度入社(自社養成コース2期生)

大学の先輩から言われた何気ない一言から

自社養成コースを知るきっかけは、海運会社に就職した部活動の先輩の何気ない言葉でした。そういえば船乗りを育成する制度があったなあ。
私は元来乗り物好きであり、日本を支える職種において、「現場に携わる職域」をキーワードに就職活動をしていました。そんな私にとって、前述の先輩の情報はまさに渡りに船でした。

島国である日本は、外国との貿易手段として飛行機か船舶しかありません。そのうち、重量ベースで99%以上を船舶が担っており、海上輸送は日本にとっての生命線といえます。
またエネルギー資源を海外から日本に輸送するのも船舶の役割です。輸送されたエネルギー資源はガソリンや電力などに形を換え、私たちの生活を支えてくれます。しかし、当時の私はそのことを強く意識していませんでしたが、日本を陰ながらも「安全運航」という形で支える船乗りが居る、そしてその門戸が開かれているという事実に興奮し、自社養成コースを志望しました。

航路を決める「航海士」と、船舶を保守整備する「機関士」があるなか、私が機関士を志望した理由は大きく2つあります。それは「機械が好き」と「機関士への好奇心」です。
車であれば通常、車検以外はほぼメンテナンスフリーな一方、船は機関士が日々整備をする必要があります。船のエンジンは建物4階建て相当の高さがあると聞き、想像がつかない機関士の世界に興味が湧きました。そんなスケールの大きいエンジンをこの目で見てみたいと感じたため、機関士を志望することにしました。

訓練期間中の研修や乗船実習で得たもの

入社して2ヶ月ほどで実施した本社業務研修が印象に残っています。船舶の「安全運航」「省エネ」を実現するため、多くの人が陸上からサポートしている事実に驚きました。
また、船乗りは海上での経験を踏まえて陸上でも仕事をします。そんな船乗り集団の中で刺激を通り越して衝撃を受けた記憶があります。船乗りが陸上で腕を振るうためには経験が必要であるのだと身をもって経験できたのは、貴重な経験となりました。
逆に今となってはモチベーションとして、将来、エキスパート集団の中で十分な仕事が出来るような一人前になりたい、と思っています。

もう1つ印象的だった研修はなんといっても入社2年目に実施した社船での乗船訓練です。私は想像で「船での生活は大変であろう。」と漠然と考えていましたが、率直な感想として「不自由こそあるものの苦痛ではない。馴れの範疇。」だったと思います。海の上にいるため普段通りのインターネット使用は難しいですが、1週間も経てば慣れてしまったくらいです。
それよりもむしろ、船で海を渡り異国に上陸したときの、あの陸を味わう感覚と達成感や、外洋から見る満点の星空、荒波を超えていく船の力強さの方が特筆もので、多少の不自由への対価として十二分だと感じています。

乗組員全員が重要な役割を持っている

とにかく肩書の重みを感じました。
船舶の機器は機関長の責任の下、通常運転管理、保全整備、トラブル対応、原因究明、再発防止対策、これらすべてを一貫して担当機関士が実施します。そしてそれぞれの機器の担当者は肩書によって決められています。

三等機関士の場合、担当機器として「清浄機(燃料油や潤滑油を清浄する機械)」、「冷凍機(船の食料冷蔵庫を適温に調整する機械)」、「造水装置(船内で使用する真水を海水から作る機械)」、「電動機器全般(クレーン、エレベータほか)」等がありますが、いずれも故障すれば船の運航に支障が出かねない重要な機器です。

そして恐ろしいことに、場合によっては操作ミス1つで故障や人災に繋がります。それが分かるようになると「ボタン1つ操作するだけ」でも緊張が走ります。
一方で、一貫して機器の担当をすることこそが機関士の醍醐味だと思います。いつもの見廻りで異常を感じ、それを修理する計画を立案、交換用の部品が船にあることを確認して、図面を用いて事前に勉強を行う。そうして実際の作業が想定通りに進行し、無事に試運転が成功しときの達成感は何事にも代えがたいものでした。この達成感はやみつきになります。

これからの目標

1隻目では責任の重さを実感し、無事に怪我なく家に帰ることができたのですが、これでやっと機関士としてのスタートラインに立てたのではないかと思っています。
今後は昇進に連れて仕事の幅も広くなっていきますが、機関長ともなれば船全体の機器の責任者となります。状況次第では船を止める判断をしなければならないかもしれません。どんな状況が待っているにせよ、今後は技術力と人間力が必須になってくるのではないかと思っています。

まず読んで字の如く、技術者として経験に基づく技術力は必須です。では人間力がなぜ必要かというと、船は人間が動かしているからです。簡単に言うと、自分が信頼する人の下で働きたいから、自分自身が信頼される人にならねば、と考えています。なぜなら自分自身、信頼する人の下で働きたいと考えるからです。そして上司や部下と共同生活をしている以上、小手先の誤魔化しは通用しません。この観点は2年前の自分では出せなかったものだと思います。その点、少しは成長できた証ではないかと思っています。今後も成長を止めず、変化を恐れず、部下・上司・会社から信頼される機関士・機関長になることを目指して精進していきます。

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