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2012年04月02日
川崎汽船株式会社
代表取締役社長 朝倉次郎

入社式社長挨拶

  皆さん、入社おめでとうございます。
  本日より川崎汽船の一員として皆さんをお迎えするにあたり、役員、従業員を代表して一言ご挨拶申し上げます。
当社は昨年10月にこの飯野ビルに移転して来ました。皆さんは記念すべき第一号として新しいオフィスで入社式を迎えられるわけですが、この記念すべき日に、希望に満ちた皆さんを前にここでお話できることをたいへん嬉しく思います。

  外航海運業界は国際貿易貨物の物流を支えるダイナミックな基幹産業であり、市場は先進国から新興国まで無限に広がっています。当社の事業展開内容は就職活動はじめ内定後の案内などで既にご存知かと思いますが、皆さんたちは今日から川崎汽船の一員となって、先輩方の指導を受けて国際競争に挑戦してもらうことになりました。

  世界中の海運会社や物流会社が競合相手となる業界であり、世界の政治や経済動向が海運事業の運営に大きく影響することを改めて認識してください。昨年度は海運業界を取り巻く環境は大変厳しいものでした。欧州の財政危機、米国の景気回復遅れ、石油価格の高騰や超円高、更には東日本大震災やタイの洪水をはじめとした大規模な自然災害など、直接的に、また間接的にビジネスに影響を及ぼす要因がたくさんあった年でした。当社の業績も非常に厳しい年でありました。欧米の景気は少しずつ回復の兆しも見えますが、まだまだ予断を許さない状況です。我々もただ単にマーケットの回復に期待するだけではなく、安定収益基盤の確立や財務基盤の強化に向けて役員、社員一丸となって懸命に取り組んでいるところです。ここに厳しい就職戦線を乗り越えてこられた皆さんが、我々の仲間として加わってくれることを、たいへん心強く思います。

  一口に安定収益基盤の確立や財務基盤の強化といっても、これまでの既成概念にとらわれていてはなかなか道は開けません。一段とコスト競争力のある体質づくりを進めることはもちろんですが、資源の再配分を進めて新しいビジネスを開拓していくことも忘れてはなりません。我々の周りに市場は無限に広がっています。船を運航して荷物を運ぶという至ってシンプルな仕事ではありますが、世界中の隅々から、或いは地球の反対側から原材料や製品を大量に、かつ安全に輸送し、人々の暮らしに役立てるという仕事は、船会社なくしてはあり得ないことを、我々は誇りに思いましょう。国際海上輸送の歴史は大変古く千年以上にも及びますが、特にここ数十年でもコンテナ船、LNG船、自動車専用船などに、大きな技術革新が取り入れられて来ました。現在も我々の周りでは、絶え間なく変化が起き続けています。今自分たちがやっていることを必ずしも是とせず、どんどん外に目を向けて、勇気を持って新しいことに取り組んでいきましょう。チャレンジ精神旺盛な皆さんにとっては、実に働き甲斐のある事業ではないでしょうか。

  さて、未曾有の被害をもたらした東日本大震災から1年余りが経過しました。これまで当社は、被災地の復興に向けて支援できることを考え実施して参りました。義捐金やグループ会社内での募金活動のほか、気仙沼、宮古、大船渡へ海上冷凍コンテナの無償提供を行い、生鮮食料品の輸送にご利用頂きました。

  震災から1年が経ち、被災地支援についての国民の意識が少しずつ弱くなってきている気がします。復興はこれからが本番です。我々自身に何ができるのかを更に問いかけ、実行していきたいと思います。昨年当社はボランティア休暇制度を導入し、これまでに多くの社員がボランティア活動に参加しました。新入社員の皆さんには今出来る社会貢献という意味で、新入社員研修の一環として東日本震災復興支援活動を盛り込むことを考えています。積極的な気持ちで参加してほしいと思います。  

  川崎汽船は2019年に創立100周年を迎えます。今まさに直面している厳しい逆風に打ち勝って、取引先の方々や地域社会、国際社会に大きく貢献できるような会社にしていきたいと思っています。そのために、ここにいる皆さんの若い力と自由な発想を必要としています。ともに頑張りましょう。最後になりましたが、皆さんの今後の活躍と健康を祈念して、私からの挨拶とさせていただきます。


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