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トップ > ニュースリリース > 社長年頭所信

2004年01月05日
川崎汽船株式会社
崎長 保英

社長年頭所信 「"K" LINEグループの夢に向かって大航海に船出」

 新年明けましておめでとうございます。昨年11月に確定した中間期決算は連結・単体共に過去最高益を達成し、初めて5円の中間配当ができました。通期も最高益を達成できると確信しています。これは当社グループの役員・社員の業績向上への真摯な取り組みの賜物であり、皆様の努力に敬意を表し、またお客様を始めとする多方面の皆様のご支援に心から感謝したいと存じます。

(グループ挙げての努力の成果)

 今期の好業績を世間ではコンテナ船・不定期船運賃の高騰など需給、市況など外的要因の追い風によるものと説明されています。あえて否定はしませんが、当社グループ全員が取り組んできたコンテナ運賃修復に向けての粘り強い折衝やエネルギー・不定期船専用船分野での迅速で積極的な船腹手当や営業活動などの努力によるところが大きいことを強調したいと思います。このような当社の姿勢をお客様に認めて頂き信頼を得ることができた背景として、グループ全体の安全運航への弛まぬ努力、顧客対応や貨物取り扱いの現場での高品質のカスタマーサービスなどが過少評価されるべきではありません。とくに一昨年度下半期極端に低迷した業績を踏まえて取り組んだKV-Plan―CS300のコスト引き下げ・構造変革とが相俟っての成果と評価されるべきものと考えます。今期の業績が示すV字回復はまさにこれらの努力の証であります。どの産業でも、とくに海運業は市況変動を避けて通ることはできませんが、強いコスト体質が確立されていれば市況悪化時にはチャンスとリスクに備えながら体力を維持し次の好況時に飛躍出来ることも合わせて示したものと思います。

(新たな強い基盤から飛躍を期す)

 我々の先輩達はチャレンジ精神をもって果敢にそれぞれの時代の波を乗り越えてこられました。当社海陸従業員、グループでともに働いている仲間の中にも、このような諸先輩と同様に辛い施策を経験した方が大勢いますが、全員の理性ある行動によりコスト構造転換が当社グループ自身の手でできたことを誇りにしたいと思います。特に85年プラザ合意以降数次にわたり実行した厳しい経営計画により今や我々のコスト競争力は世界の海運業のなかでもトップクラスになったと確信します。"K" LINEグループは日本のみならず世界の海運産業の中核を占めるに至り、新たな発展成長段階に入ったと認識しています。5年後の2009年には当社は90周年を迎えます。そのときには"K" LINEグループは新たな飛躍を遂げ、今までと大きく違ったグローバル優良企業として世界のお客様から信頼と支持を得ている、そのような姿を想像しています。"K" LINEの現在はそのような姿になり得る基盤が整備されたところだと思います。共に成果を喜びながらも冷静にこれまでの過程に思いを致し苦しい経験を遺伝子として引き継ぎながら大いなる飛躍を期したいと思います。

(眞のグローバル体制と技術力で成長市場に挑む)

 "K" LINEは今まで幾度かの困難に直面してきましたが、そのようなときでも自由闊達な気風を失うことなく、国内外の新市場への事業展開・拡大や技術革新に邁進してきました。コンテナ船、自動車船、LNG船、幅広バルク船など革新船の投入、北米ターミナル、ITなど新しい事業・技術へ常にチャレンジし大きな柱に育て上げてきました。また、軸足を日本に置きながらも、海外市場の発展、顧客の世界展開に対応して海外の組織・要員の充実を図るなど一方の足を海外に置き強化してきました。生産と消費の地球規模での最適化を求めて、国際的な水平・垂直分業は近年目覚しく進展しています。まさにこのことが地域経済の好不況に拘らず近年世界の海上輸送を増加させている理由の一つであり、海運業は成長産業であるとの信念を裏付けています。会社の将来の夢はこの世界経済のグローバル化とともに成長していくことにあると思います。当社総合物流事業グループの中核とする海運業、IT、船舶・安全運航に関わるノウハウは既に世界的なスタンダードから見ても高いレベルにあると確信しています。今まで創り上げてきた基盤の上に海外組織と機能を更に成熟させていくことが必要です。海外に置く軸足を一層強化し、グループの全事業分野で真のグローバル化に対応できるように人材・能力開発の面においても今まで以上の切磋琢磨が求められています。海陸を問わず、皆さんの業務知識、経験を海外のあらゆる職場でも生かし優秀なナショナルスタッフと協同してグループ事業の運営、船舶運航を円滑に進めていくことが期待されています。

(夢のある会社に向けて着実な前進を)

 今後とも新しい市場、成長著しい市場で新たな事業や拡大する分野を求め収益チャンスを創り出していくためには、決して過去の成功体験にとらわれることなく、また外的環境の悪化を克服することを主目標とするリアクテイヴなものではなく、プリエンプテイヴに新たな理念、目標をグローバルに共有することが必要です。世界の顧客、取引先、社会と夢を共にする会社、株主が夢を託せる会社、内外のグループに属する全員が一緒に夢を育む会社を創り出していく時代にいると確信します。そのような「夢のある会社」を90周年の時には現実のものとし次の世代に引き継ぐことがグループにいま属するものの責務であると考えます。「夢のある会社」に向けた新たな経営計画策定に着手しました。確定した後は実現に向けて全世界に広がるグループの仲間の全員参加によりスピードをあげて全力で取り組むことを求める所存です。今年は将来の夢に向かって新たな一歩を踏み出す年としましょう。決して今中間期の業績に浮かれたりすることなく再度ゼロからの出発の気概をもって、コスト競争力強化の遺伝子を引継ぎながら、希望と自信を胸に業績を着実に向上させていきましょう。その第一歩としてまず安全運航に徹しながら今期の通期業績見込みを確実に達成し、KV-Planを一年前倒しで完結する決意で新しい年に臨みます。

 最後になりましたが、国内外の職場や洋上で活躍される当社グループの皆様とそのご家族のご健勝とご多幸、全船舶のご安航をお祈りして私の年頭の挨拶とさせて戴きます。

以 上

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