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トップ > ニュースリリース > 新開発フル・オート式コンテナ・ツイストロックについて

2005年06月24日
川崎汽船株式会社

新開発フル・オート式コンテナ・ツイストロックについて
~8000TEU型超大型コンテナ船向けに新規開発~

 当社は昨年1月、世界最大級となる8000TEU型コンテナ船の建造を(株)アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッドに発注しました。船型の巨大化に伴い甲板上に積載するコンテナ本数も飛躍的に増大し、約半数の4000TEU以上のコンテナが上甲板に積載されることになりました。甲板上のコンテナは、航海中の船体動揺でも荷崩れをおこさないよう船体に固縛(ラッシング)されますが、コンテナ数の増大は港湾での荷役ラッシング作業量を膨大にさせ、荷役時間の増加による停泊時間の延長や作業者の大量投入による費用増大が予想されました。この問題を解決すべく社内に「新ラッシング・システム開発検討プロジェクト・チーム」を立ち上げ、メーカーとともに約1年半にわたり種々検討を重ねてまいりました。

 このたび、ラッシング機器メーカーである「大洋製器工業株式会社殿」の試作により、当社の高い要求性能を満足させる新開発フル・オート式ツイストロック「FA-8」が完成し、5月18日には北米航路のコンテナ船ベラザノブリッジでの実船航海試験一航海目を終了し、大変良好な結果を得ることができました。

 ツイストロックとは、その名のとおりコンテナの四隅にひねった金物(ツイスト)を装着し、上下のコンテナを結合して固縛(ロック)させるものです。従来型はセミオート式と呼ばれるものが主流で、コンテナの下部に取り付けてそれを他のコンテナの上部に搭載すると自動的にツイストしてロック機構が働くというものでしたが、揚荷役の際にはロック機構をリリースするため、人力でレバーをひとつずつ開放する作業が必要でした。長い棒を持った作業者が揚荷コンテナをチェックしながら4隅のツイストロックの開放(アンロック)作業を行います。コンテナ本数の増大とともにこの作業は膨大な量となるうえに、高い場所に積載されたコンテナのアンロック作業は、長く重たい棒で操作するか、またはコンテナの天井に上って高所作業を伴う危険な作業でした。

 新開発「FA-8」は、ロック/アンロックともに完全自動化に成功しました。人力によるリリース作業を不要とする画期的な新製品です(国際特許出願中)。さらに、前後逆付けを防止するための機構(注)を備えており、装着ミスによるコンテナ揚荷時のトラブルなど従来型の問題点を全て解決する画期的な新製品として完成しました。重量も約5.8kgと従来比約20%減の小型・軽量化にも成功、片手でハンドリングが可能なコンパクト設計です。

 当社では、今後さらに強度・耐久テストを重ね、実船での航海試験を重ねた上で完成度をより高め、船級協会の認証を得て来年秋に予定される当社最大の8000TEU型新造コンテナ船を皮切りに、順次「FA-8」の導入をすすめていく方針です。


(注)ツイストロックの前後を逆に装着してしまうとアンロックができなくなり、コンテナどうしが固着して外れなくなるトラブルが発生します。

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