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トップ > ニュースリリース > 8000TEU積みコンテナ船 "HUMBER BRIDGE" 〔 関連資料 〕

2006年10月27日
川崎汽船株式会社
〔 関連資料 〕

川崎汽船(株)新造コンテナ船 8000TEU型第1船 概要
(HUMBER BRIDGEハンバーブリッジ)

1. 概要

(1) 川崎汽船が発注したコンテナ船型としては最大級の8000TEU型シリーズ8隻の第1船で、竣工後はアジア/欧州航路に投入予定です。

(2) 国内造船所で建造されるコンテナ船としては過去最大(詳細別紙)です。

(3) 建造造船所は(株)IHIマリン・ユナイテッド呉工場(広島県呉市)で、コンテナ船としての性能に優れているだけでなく、地球環境に十分配慮した設計となっています。


2. コンテナ船船隊整備計画

 2001年から5500TEU型コンテナ船13隻(現代重工業および幸陽船渠建造)、2004年から4000TEU型コンテナ船8隻(現代重工業)、さらに2005年より5500TEU型5隻(現代重工業)を新たに船隊に加え、2006年3月末現在の川崎汽船のコンテナ船隊は合計76隻の規模となりました。 2008年末には、8000TEU型コンテナ船に加え、アジア域内航路用小型船隊を増強し、90隻まで船隊規模を拡大する予定です。 弊社のコンテナ船船隊で最大船型の8000TEU型シリーズの第1船となる本船は、経営計画上も戦略的に大変重要な位置づけになっています。


3. 名前の由来

 イギリスのハル近郊のハンバー川に架かる吊り橋で、1981年の完成時は世界最長の吊り橋でした。(全長2220m、支間長1410m。現在では世界第4位) 1988年に、アジア/欧州航路用に、当時当社のコンテナ船では最大船型の3500TEU型コンテナ船をシリーズ建造致しましたが、その名誉ある第一船にこのハンバーブリッジの名前が命名されました。以来、ハンバーブリッジは当社コンテナ船の主力船隊の一つとして貢献してまいりましたが、この度、8000TEU型コンテナ船の竣工に伴い、この名誉ある名前を譲ることとなりました。


4. 環境への配慮概要

(1) ミニマム・バラスト船
バラスト水とともに移動する水生生物による生態系破壊が問題となっていますが、本船では、従来型よりも船幅の広い船型を開発し、船の安定性(復原性)を高めて、従来よりも少ないバラストで航行できるようになりました。現在当社の主力コンテナ船である4000TEU型コンテナ船では(満載時載貨重量トン数約53,000トン)、約13,000トンのバラスト水を必要とするのに対し、本船は満載時(満載時載貨重量トン数約87,000トン)には姿勢制御のための約1,300トンのバラスト水のみで航行可能で、最低限の量のバラスト水を使う設計になっています。また、この結果として貨物の載貨重量が増加あるいは推進馬力が低減するため、間接的に省エネ設計となっていると言えます。
(2) 電子制御エンジン及びアルファ注油機を採用
主機のあらゆる負荷領域で、最適な燃料噴射及び排気管制を行うことにより効率的な燃焼を可能とする電子制御エンジンを採用、同じく電子制御によって潤滑油を効率的かつ適切なタイミングでシリンダーに注入するためのアルファ注油機システムを採用しています。省燃費・省潤滑油により、排ガス量及び煤煙の削減に貢献しています。
(3) 燃料タンクをダブルハル内部及び二重底に配置
衝突時の船体損傷による燃料油の流出を防止するため、従来、船側部に配置されていた燃料タンクをトランスバルクヘッド(ホールド間の隙間)と二重底部に配置しています。船底部のタンクについては海水との比重差(ハイドロ・バランス)にて流出油の拡大を防ぐ設計となっています。
(4) 大型排ガスエコノマイザー及びターボ発電機システム
そのまま大気に放出されるだけの主機排気ガス中に含まれる熱エネルギーに着目し、排ガスエコノマイザーという一種のボイラーで熱エネルギーを回収、蒸気を発生させ、その蒸気でタービンを駆動し電力を得るのがターボ発電機システムです。 陸上産業で普及しているコジェネシステムの海上版です。当該システムは本船にも採用されており、主機関排気ガスのエネルギーを電力として回収することによって、最大で1日11.5トン程度の燃料費削減を目指しており、消費燃料の削減は同時にCO2排出量の削減につながります。
(5) 発ガン性物質を含まない塗料を採用
環境への配慮とともに、塗装作業員/本船乗組員の健康にも配慮し、船体には発ガン性物質を含まない塗料を使用しています。
(6) 全甲板機器に電動モータ駆動式を採用
従来型油圧機器での漏油による海洋汚染の可能性を回避するために、本船においては、甲板上の係船機械につき電動モータ駆動式(駆動に油を使用しない)を採用したことにより、漏油による海洋汚染の心配は無くなりました。
(7) グリーンパスポート(指定有害物質リスト)の所持
昨年12月のIMOの総会で採択された『シップリサイクルガイドライン』の一部を先取り実施致します。

(別紙)

【新造船概要】

主要寸法

全長 約 336.0メートル 垂線間長 約 318.3メートル
約 45.8メートル 約 24.4メートル
総トン数 約 98,800トン 載貨重量トン数 約 87,000トン
コンテナ積個数 8,212 TEU(公称9,040TEU) 主機関 B & W 12K98ME (出力 約91,460馬力)
航行速力 25.6ノット 船級 (財)日本海事協会(NK)

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